#私を構成する5つの漫画
大好きな漫画のことを書きたいなーと思っていたところ、このお題を見つけました。らっきー。
さっそく紹介します。
ハチミツとクローバー/羽海野チカ
言わずと知れた羽海野チカさんの名作。
絵を描くことが好きな私は、まんまと美大生に憧れた。美大生には、ならなかったけど、今も絵は描き続けている。
はぐちゃんが大きなキャンバスに向かった後、やかんからの豪快な水分補給が好き。私も一心不乱に絵が描きたくなる。
竹本の作った卒業制作の塔が好き。
山田の隙が好き。
真山の、なんだかんだ面倒見のいいところが好き。ずるいけど。
そして、森田さんが好き。
非凡な才能の持ち主だけど、ちゃんと優しさも持っているところが好き。
あとぶっ飛んでるところ。
真面目と言われることの多い私のモットーは、"いつも心に森田さん"
三代目薬屋久兵衛/ねむようこ
植物、漢方、魔女、初恋etc…私の好きなものが詰まってる、最高のファンタジー。だけど、しっかり日常感もある。
主人公みくが迷っている心情がすごく伝わってくるのがいい。恋も仕事も、これからの人生も。
間違っても、迷ってもいいんだって当たり前の事を、思い出させてくれる。
そしておばあちゃんの名言。
人間に与えられた運命なんてね いずれ死ぬってことくらいなのよ
しびれます。
やじろべえ/山川あいじ
はるとせいじの2人暮らし。
少し複雑な親子だけれど、2人のお互いに対する愛しさが伝わってくる。
そして2人の周りにいる人たちも、人に対する愛情が深い。
人と関わって生きていくって素敵なことだなと思える。そんなやさしい漫画。
私日和/羽柴麻央
オムニバス形式。だけど登場人物たちはどこかで繋がり合っている。
とにかく羽柴麻央さんの絵が好き。
中でも1番好きなお話は、『新世界』
「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら 世界の歴史は変わっていただろう」とかなんとか言うけど、そんなんで世界って変わるの?
で、始まる恋の話。
あの時、こうしていたら…あの時、こうしていなかったら…
人生って何が起こるかわからない。だから面白い。
砂時計/芦原妃名子
私はこの漫画と一緒に時を刻んでいる、と言っても過言ではない。『砂時計』だけに。
好きすぎて、作品に登場する一年計を、島根まで見に行ったのもいい思い出だ。
出会いは友達の部屋。
平積みされていた漫画の中から『砂時計』を見つけた。読ませて貰ったらあまりに面白くて、自分でも揃えた。
主人公杏の12歳から26歳までを描いている。
出会ったのは私が13歳くらい。そして今、26歳。
事あるごとに読み返し、杏の年齢と自分の年齢を重ね合わせてきた。
島根の田舎の描写も、小学校からの幼馴染と付き合っている状況も、親近感が湧く。自分もそうだから。
違う状況も、共感できない部分もあったけれど、私の人生に寄り添ってくれたと勝手に思っている。逆か。杏の人生に、同じ時間をかけて寄り添わせて貰った。
私の26歳は、まだはじまったばかり。
まとめ
今回、言語化してわかったこと。
私は登場人物たちが生きている姿に、勇気をもらい、背中を押してもらい、一緒に悩んでもらい、慰めてもらい、励ましてもらってきたんだなぁという事。
友達に「人が好きだよね」って言われるのも、漫画の登場人物に出会うのと同じで、いろいろな人に出会って、関わらせてもらう事で、自分の生きる活力をもらえるからだと気付きました。
今もこの5つの作品は、私のお気に入りの白い本棚にあります。
これからも大切にしていきます。
気になる作品があれば、あなたもぜひ。
春瀬 蒼