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ため息俳句 秋彼岸

お見舞いの言葉すら思いつかない。

能登人はいかばかりなり秋彼岸   空茶


いつものように、彼岸の中日は午前中、三つの家の墓をめぐる。
この彼岸は、夫婦二人で過ごしている。

訪れる人なきもよし秋彼岸


午後からは、大根を蒔く。

大根だいこくたくわんおでん食べたくて


空ばかり見ている気がする。

柘榴ざくろのまだむっつりと笑いなし