Photo by tktl ため息俳句 木守り柿 16 水曜日の窓辺 2024年11月22日 20:22 「なり物は全部取ってしまわず、一つだけ残しておかなければいけない。そうせぬと来年ならなくなる。これを木守り(キマブリ・キモリ)という。イチジク・モモなどにもいう(福島)が、カキについていう場合が主であった(群馬・新潟・長野・愛知・岐阜・滋賀・京都・奈良・福岡)。これが来年の種になると考えられており、タネガキと呼ぶ地方もある(愛知県東加茂郡・新潟県中蒲原郡)。一つと限らず、一つか二つ(滋賀)、一つまたは数個(岐阜)、二つ三つ残す(奈良)ともいう。京都府北桑田郡では、木守りさんと呼び、木守りさんが来年の豊作を約束してくれるという。滋賀県高島郡ではキマブシといい、奈良県吉野郡では、一つ残しておいて木を祭るのだといい、キマツリと呼んで、これを子供が取るとひどく叱られた。」『日本俗信辞典 動・植物編』(鈴木棠三/著 角川書店 1982.11) 冬めいて来た。 久しぶりに、夕焼けを見た。木守り柿日は傾くに人はどこ 空茶主なき家と思うに木守り柿木守り柿小さ子神の道しるべ ダウンロード copy #俳句 #句日記 #俳句もどき #木守り柿 16