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ため息俳句 赤い花
三日前の「花壇」の続きである。
森林公園で咲いていた赤い花。
カンナとノウゼンカズラは分かるが、他は知らない。
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なぜ、同じ赤い花といえど、こうも色彩に変化があるのか、後期高齢者の今になっても、知らなかったので、ネットをあたるとこういう説明にであった。
はなの色いろの種類しゅるいは数多かずおおくあります。同おなじ赤あかでも、花はなによってわずかなちがいがあり、その数かずは数かぞえきれないほどです。しかし、たくさんある花はなの色いろも、色いろのもとになるものを調しらべてみると、わずか3つしかありません。
ひとつ目めは、赤あかや青あお、紫色むらさきいろのもとになる、アントシアンとよばれるものです。たとえば、赤あかいアサガオや青色あおいろのツユクサ、紫色むらさきいろのキキョウなどの花はなの色いろのもとになっているのが、このアントシアンです。
ふたつ目めは、こい黄色きいろとオレンジ色いろのもとになる、カロチンです。ヒマワリやヘチマの黄色きいろ、キンセンカのオレンジ色いろのもとになっているのもこのカロチンです。
3つ目めは、うすい黄色きいろのもとになるもので、フラボンです。これは、ほとんどの花はなにふくまれています。白しろい色いろの花はなに、うすい黄色きいろが見みえることがありますが、あのうすい黄色きいろのもとが、このフラボンなのです。
すべての花はなの色いろはこの3つの色いろがまざりあってできているのです。
そうか、三つの色素の混ざり具合の塩梅によって、それぞれの花の色の違いがでてくるのだったか。
と、分かった気になった振りもできるが、本当はまったくぴんとこない。世の中は、年を取れば取るほど不思議なことが増えてくるものだ。
この頃は、ゆるゆると歩くが普通になって、炎天下であってものろのろだ。
近頃世間では男性も日傘をさすのだそうだ。娘が誕生日プレゼントに日傘はどう?と云ってくれたが、昭和の爺ィであるから、照れくさかろうと思って、それなら頂戴と言えなかった。「日傘」とはねえ。
だが今は、少し後悔している。