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水曜日の窓辺
2024年9月18日 23:23
昨晩は、名月に憎まれ口をたたいたが、今夜の月は素晴らしい。 そこでこの風雅な一文を。堅田十六夜の弁 芭蕉 望月の残興なほやまず、二三子いさめて、舟を堅田の浦に馳す。その日、申の時ばかりに、何某茂兵衛成秀といふ人の家のうしろに至る。「酔翁・狂客、月に浮れて来たれり」と、声々に呼ばふ。あるじ思ひかけず、驚き喜びて、簾をまき塵をはらふ。「園中に芋あり、大角豆あり。鯉・鮒の切り目たださぬこ