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今でも耳に残る「子象の行進」💗『ハタリ』 

《乱れ撃ちシネnote Vol.016》

番外編-60年前のノートより-

『ハタリ』ヘンリー・ハサウエイ監督


1963年の映画事始めはこの映画でした。

1963年01月02日(水)鑑賞
14歳(中学3年)

ハタリ
ハワード・ホークス監督
主演:ジョン・ウエイン、ハーディー・クリューガー、レッド・バトンズ、エルザ・マルチネリ、ジェラール・ブラン、ミシェール・ジラルドン。


“ハタリ”は土人語で“危険”という意味らしい。
この映画は今までの猛獣狩り映画とちがい、動物を生きたまま取る、ということが主題だ。
迫力はあまり感じなかったが(『西部開拓史』の後だからかもしれない)ユーモアたっぷりのウエイン、バトンズらの会話、こんな危険な仕事をやっているとは思えない位だ。
それにウエインがトラックのフェンダーの左前にのって動物を受け取るところが非常に面白かった(プログラム表紙)。
それに、ジープ、トラックが百キロ位スットばして右に左に、ついには180°回転してものスゴイスピードで走り、穴も岩も水たまり、川も乗りこして走るのはオドロイタもエエトコだよマッタク。
しかしウエインはよく自動車の前にのってスットばして怖くなかったかと思ったよ。
批評:A中
一番ヨカッタ人はウエイン、一番面白かったのはバトンズ、なんとなくヨカッタのはジェラール・ブラン。
もう一度見てもいいナア!
最後にこの映画は前にもこういうことがあったけどこの中に出てくる人物たちと一緒に映画の中で猛獣狩りをしたい気持ちになった。

1963年01月02日(水)鑑賞
14歳(中学3年)の感想文です。

同時上映

底抜け棚ぼた成金
フランク・タシュリン監督
主演:ジェリー・ルイス、ジョージ・オブライエン

例の通りの「底抜けシリーズ」で別に感じることなし。
批評:B中

1963年01月02日(水)鑑賞
14歳(中学3年)の感想文です。

『ハタリ』を観たことがない方、知らない方でも音楽担当のヘンリー・マンシーニがグラミー賞でベスト・インストゥルメンタル賞を受賞した「子象の行進」は耳に残っているはず。

この曲のカヴァーバージョンを歌ったのが1962年7月21日に放送が開始された“味の素とかけてなんと解く”で有名な「あじのもとホイホイミュージックスクール」の番組ホステスとしてデビューした木の実ナナさんです。

放送第一回目の「ホイホイ・ミュージックスクール」の冒頭で「味の素とかけてなんと解く」と第一声を発した木の実ナナさんを見てファンになってしまいました。

1963年7月11日(木)には南浦和まで誕生日プレゼントを届けてから志木の高校に行きました。
本人とは会えませんでしたがお母様にプレゼントのレコードをお渡しました。
ビング・クロスビー、ルイ・アームストロング、ドリス・デイ、エラ・フィッツジェラルド、マヘリア・ジャクソン、パティ・ペイジ、ナット・キング・コールなどが収録された「国際連合レコード〜オールスターフェステイバル〜」です。
一流のボーカリストの歌を聴いてくださいねという願いを込めて・・・

後日ナナさんから頂いた手紙に同封されたサイン入りブロマイドです。

木の実ナナ



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