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【IndieGame界隈トピックまとめ】「BitSummit Driftエントリー期日迫る」「アクアリウムは踊らない」など|2/9~2/15

 瑞牆(みずがき)です。
 元ゲーム会社勤務・現小規模ゲーム開発者の筆者が、IndieGame界隈のトピックを毎週木曜日にまとめています。
 インディーゲームは"好き"を形にする領域ですが、より多くの人に遊んでもらうためには界隈の情報が必要不可欠。スキマ時間に直近のトピックスをサクっと追えるマガジンにできたらと思っています。
 それでは今週のトピックスをご覧ください。


【1】BitSummit Drift(2024)の一般出展エントリー締切期限、迫る

 日本最大級のインディーゲームの祭典『BitSummit(ビットサミット)』の一般出展エントリーが2月29日までとなっています。
 今年は『BitSummit Drift』という名称で2024年7月19日~21日に京都市勧業館みやこめっせにて開催とのこと。

 インディーゲーム系のイベントとしては圧倒的な規模と歴史を誇る催事ですね。開発者様各位におけれましては、出展を前向きに検討されてみてはいかがでしょうか。
 なお、主催者陣による意気込みの記事も公開されていました。


【2】文化庁による「インディーゲーム」トークイベント実施

 ノーマークで周知できていなかったのですが、文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業・成果発表イベント「ENCOUNTERS」のサテライト企画として、トークイベント『ゲームの新機軸 ー インディーゲームが拡張する世界 ー』が開催されます。

 詳細を以下に引用します。BitSummit主催の「日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)」の理事である村上 雅彦氏も登壇されますね。

日 時:2月18日(日)19:00 – 21:00
会 場:FabCafe Tokyo ※後日アーカイブ映像を配信予定
住 所:東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 1F
登壇者:村上 雅彦(Skeleton Crew Studio CEO)
    Achabox (ゲームクリエイター/デザイナー/ピクセルアーティスト)
    米光 一成(ゲームクリエイター/令和5年度文化庁クリエイター育成支援事業アドバイザー)
定 員:40名

文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント「ENCOUNTERS」

 信じられないことに無料ですが、定員が40名しかありませんので、ご興味おありの方は早めの申し込みをオススメいたします。筆者・瑞牆は申し込みました(まだ返信は無いけれども)。


【3】1人で8年かけて完成されたゲーム『アクアリウムは踊らない』が話題

 今週はアクおどの週だった、と言えるほど話題でしたね。
 ゲーム開発者・橙々氏によれば元は友人たちと5名で制作をしていたが、友人4名が蒸発し、お一人での制作を余儀なくされたとのこと。結果として橙々氏が8年間、約4000時間を費やして完成させたそうです。すごい。

電ファミニコゲーマーの記事が1万RPを超えるなどメディアの反響も凄い様子でした。
 完全版は2月25日(木)正午よりSteamにて最速公開とのこと。

 Steam以外には、BOOTH・PliCy・ふりーむにて3月7日から順次配信を予定されているそうです。


【4】“RPG Maker Festival 2024”開催

 RPG Maker最大のイベント“RPG Maker Festival 2024”が2月13日(火)3:00~2月20日(火)3:00の期間で開催中。2月15日は、ゲーム作成の楽しさを広めるためという事で「ツクールの日」に認定されています。ツクールの日を記念したオンラインイベントが昨年に続き開催されています。


【5】ゲーム開発者・ニカイドウレンジ氏によるゲームデザイン相談室が受付再開

 1月18日に公開され、応募殺到につき中断されていたニカイドウレンジ氏のゲームデザイン相談室が条件を改訂の上、受付再開となっています。


【6】VR対戦アクション『ブレイゼンブレイズ (Brazen Blaze)』第1回βテストが終了

 インディーでは無いかもしれませんが、ゲーム界隈人であれば絶対に知っておくべきタイトルなのでピックアップ。3vs3 VR対戦アクション『ブレイゼンブレイズ (Brazen Blaze)』の第一回オープンβテストが2月13日に終了しました。第二回オープンβテストも既に実施が決定しているとのこと。

 『ブレイゼンブレイズ』は、VRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』やVRノンストップ捜査アクション『DYSCHRONIA: Chronos Alternate(ディスクロニア)』を手がけたMyDearest株式会社による新作。VRにおけるAAAタイトルの創出を目標に掲げた意欲作です。

【7】推し活×謎解き×デスゲーム『ALTÆR CARNIVAL』が話題

 こちらもインディー・ゲームかというと、インディーでもなければ、ゲームでも無いかもしれないのですが、「インタラクティブなエンタメ」である"ゲーム"に関わる者であれば知っておくべきタイトルとしてピックアップ。

 『ALTÆR CARNIVAL』はYouTubeで行われる視聴者参加型のデスゲーム。“秘密を抱えた5名の少女”たちが命を懸けて謎解きに挑み、もっとも謎を解くのが遅かったキャラクターが脱落、処刑されるというもの。
 手掛けるのは、同じくSNSを舞台にリアルタイムで進行する推理ゲーム、不可逆性SNSミステリー『Project:;COLD』を手がけたTeam Project:;COLD。
 『Project:;COLD』の総監督は(閉幕まで伏せられていたのですが)『ドラゴンクエスト』シリーズの『VII』から『X』までの中心的人物である藤澤仁氏。

 ゲームの在り方のひとつとして非常に興味深い事例ですね。


【8】今週の注目ゲーム

 プレイ済み・未プレイ問わずで恐縮ですが、筆者・瑞牆が気になっているタイトルをご紹介します。

(1)『プリコラージュ -IDOLIZED』

 やらなきゃ。
 イベントで試遊させていただいて以来、設定・アート・空気感に完全にハマっております。発売日が2月19日に迫っているので要チェック。


(2)『奇天烈相談ダイヤル』

 怪異判定アドベンチャー『奇天烈相談ダイヤル』。現在途中までプレイ中ですが、とても面白いです。

 『Papers, Please』から着想を得たと明言されている通り、相談の証言と資料を照らし合わせながら、相談されている事象が怪異の仕業かそうでないのかを判定していくゲームです。「ザ・昭和!」な演出も素敵。


(3)『Dominion』

 非常に多くのゲームに多大なる影響を与えたデッキ構築ローグライク『Slay the Spire』、に多大なる影響を与えた""元祖""デッキ構築カードゲーム『Dominion』。そのアプリ版がリリースされてしまってから、時間をアホみたいに溶かされています。ややサーバーが弱く、切断が起こってしまうのが難点ですが、どうしようもないくらい面白いです。


【9】忘れちゃダメ! 近日開催のIndieGame系イベント

 筆者・瑞牆の備忘録を兼ね、近日開催されたり参加が締め切りとなるIndieGame系イベントをまとめています。

(1)TOKYO SANDBOX 2024

 エントリー期日:2024年2月15日
 開催日:2024年4月28日(日)


(2)TOKYO SANDBOX 2024

 第四期生が2/15まで募集中、2/6 19時より説明会実施。


(3)BitSummit Drift エントリー締切

 一般出展応募のエントリー締め切りが2月29日(木)16:00まで。


(4)TOKYO INDIE GAMES SUMMIT

 開催期間:2024年3月2日(土)〜2024年3月3日(日)


(5)東京ゲームダンジョン5

 申し込み開始:2024年2月24日(土)。先着順
 開催日:2024年5月4日(土)


(6)福岡インディーゲームエキスポ2024

 開催:2024年3月23日、24日
  締切:「2月末ごろ」とのこと。


(7)ゲームパビリオンjp2024

 日程:2024年3月30日(土)11:00~17:00
 会場:梅田スカイビル 10階アウラホール


(8)インディゲームマーケット4

 日程:2024年3月30日(土)11:00~16:00
 会場:仙台市中小企業活性化センター セミナールーム2


【ご報告】

 本記事の平均読者数が200を超えました!(直近記事は300を超えつつあります)
 マニアックなまとめに目を通してくださっている皆様、本当にありがとうございます。励みになります。


【おわりに】

 お読みいただきありがとうございました。
 毎週木曜日に今後も筆者のペースでまとめていけたらと思っています。
 モチベーションになりますので、よろしければ記事への♡筆者のフォローをいただけると嬉しいです。

 連載しながら情報感度や精度を高めていきたく、もし「こんな出来事もあったぞ」「うちのゲームも掲載しておいて」など、ご指摘やご要望がありましたらお気軽に筆者・瑞牆のXアカウントのDMまでご連絡くださいませ。

 それではまた次回。


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