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【水鳥の歌と生活】2025年1月26日日曜〜2月1日土曜


一月二十六日日曜

 七時に起床。体調はすっかり良くなっている。
 一週間の日記をnoteに投稿する。
 晩酌。鰯の大葉挟み揚げ、イカフライ、鮪刺身、キムチ奴を食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 二十四時に就寝。

一月二十七日月曜

 七時に起床。

  冬布団虚無と疲労のミルフィーユ

 なんとなくやる気が出ない一日。日中何をしていたのか、全く思い出せない。何もしていなかったのかもしれない。
 晩酌。牡蠣鍋を食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 飲みながらフジテレビの記者会見を見る。事件の性質上現在までも匿名のまま名乗り出ていない被害者のプライバシーを考慮して、事件の詳細や関係者の具体的な名前には答えられないという前提条件の元に開かれた会見だ。にもかかわらず功名心だろうか、それとも本当にそれを正義だと思っているのだろうか、どうにかして事件の詳細や関係者の実名を聞き出そうと執拗に高圧的に糾弾し続ける記者が何名かいて、見ていて気分が悪くなる。フジテレビが事実の究明と開示から逃げているといって、事実を公表することを被害者が求めているのだろうか。そうすると今度は被害者の特定するための取材が始まるのではないか。それは被害者への二次被害を生まないだろうか。正義という安全な陣地に身を置くことができた人間が自らの暴力に無自覚になってしまう光景は恐ろしい。私はああいったものには一切与したくない。
 二十四時過ぎに就寝。

一月二十八日火曜

 七時過ぎに起床。
 久しぶりに外を歩く。風は冷たいが大寒を過ぎた日差しはすでに温かくなってきている。歩いていると汗ばむほどだ。
 気圧のせいだろうか、午後から頭痛が出る。気分的にもやる気が起きない。noteでサイゼリヤについての文章を募集している記事を見つけて私も何か書こうと思うも、筆が進まない。頭が働かないのか、何かを考えることに疲労している感じ。無理をしても仕方がないと思い途中でやめる。
 このサイゼリヤについての文章もそうなのだが、今年はこういった誰かが提示してくれたお題についての文章を書くなど、文章を書くことが他者との繋がりに交流になるような活動をしてみたいと思う。ひとりでやろうとすることややれることに限界を感じているということもあるが、もっと単純に、文章を書くことを楽しみたいのだ。
 晩酌。ハムエッグとキムチ奴を食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 二十四時に就寝。

一月二十九日水曜

 七時過ぎに起床。ここ数日覚醒しても体が重くなかなか布団から出られない。
 仕事の合間に外を歩く。
 気圧のせいだろうか、どうにも体が重く、頭痛というほどでもないもやもやとした感覚がある。いつもなら水曜は酒を飲みに出かける日なのだが、家で大人しく過ごすことにする。
 晩酌。鶏鍋とオクラの煮浸しを食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 檀一雄全集収録の小説「埋葬者」の感想をnoteに投稿する。

 二十四時に就寝。

一月三十日木曜

 八時に起床。調子は未だ優れず。
 この休日は体を休めることに専念することにして、少し遠いが気に入っている温泉施設へ。サウナと水風呂、外気浴を二セット行う。
 浴場から上がり、髪を乾かそうとすると、ドライヤーが全て有料になっていた。おそらくこのドライヤーのメーカーからの営業でそうしたのだろう。高性能のドライヤーで、気に入ったらこのドライヤーを買う人もいてそのマージンも貰えるし、ただドライヤーを使う人もお金を使うので、二重に収入が増えるとそういう説明を受けたのかもしれない。そんな単純な商売があるだろうか。私がこの温泉施設を使う理由には施設自体の良さもあるが、同じように充実した別の施設よりも入場料が少し安いという理由もあった。また、今回は風呂に入って食事をして、また風呂に入るということも考えていた。するとどうだろう、五分百円のドライヤーを二度使うということは、施設の入場料が二百円上がったのと同じことで、それではわざわざこの施設を選ぶ理由は無くなるわけだ。無料のドライヤーがいくつかあって、一つだけ高性能のドライヤーが有料で使えるというのは他の施設でも見たことがあるが、全て有料にするというのは失策なのではないだろうか。他人事ながら心配になる。
 食堂でバターチキンカレーを食べると猛烈な眠気に襲われ、二度目の入浴はせずに帰る。
 帰りにセブンイレブンで買った豆大福を食べ、ブルーベリー味の飲むヨーグルトを飲み、十七時頃には布団に入る。寝たり起きたりしながらやがて本格的に就寝。

一月三十一日金曜

 七時に起床。体はだいぶ軽くなったが軽い頭痛のような目の奥のもやもやが残っている。
 午前中はコインランドリーへ。待ち時間にミスタードーナツに入る。エンゼルフレンチとブレンドコーヒーを注文。店を出て今度はコインランドリーの周辺を少し歩く。
 ChatGPTにここ数日の体調不良について聞いてみると、それは偏頭痛なのではないかという回答を得る。目の奥の痛みと、不快な匂いに敏感になっているという症状がその特徴なのだそうだ。確かにコインランドリーやミスタードーナツでいつもはしない不快な匂いを感じていた。対策についても教えてもらったので気をつけて過ごすことにする。
 noteで「サイゼ文学賞」という企画が行われているのに参加するために、昔サイゼリヤで体験した話を小説としてまとめる。約千六百字という制限もあって、また登場する人物に何らの判断も判定も下したくないという思いもあり、できるだけ淡々と、冷淡に見えるほど客観的に出来事を書いていくということを意識する。書き終えてnoteに投稿する。

 晩酌。ハムエッグとキムチ奴を食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 二十四時に就寝。

二月一日土曜

 七時に起床。
 仕事の合間に少し外を歩く。このくらいの気温であれば苦も無く歩けるが、これからまた気温が下がるらしい。歩けるうちに歩いておこう。
 晩酌。キムチ鍋を食べて、キンミヤ焼酎をアサヒドライゼロ500ml缶で割ったものを飲む。
 飲みながらYouTubeでプレミア公開されているのを見つけた、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのライブ『CHICKEN ZOMBIES TOUR/1998.2.1/AKASAKA BLITZ』を見る。私が高校生の頃に彼らを知ったのがちょうど『CHICKEN ZOMBIES』をリリースする少し前だったので懐かしくもあり、改めてこんなにかっこいいバンドだったかと感慨が湧く。配信に気づいたのが途中だったので前半の数曲は見逃してしまい、その間にやっただろうと思っていた「カルチャー」がアンコールで演奏されて興奮する。この曲のMVをMTVで見たのが彼らを知るきっかけだったのだ。ザラザラした演奏、特にガチャガチャと高速でカッティングを刻むギターが印象的で好きになった。しかしその後アンダーグランドのパンクやオルタナティブ、ノイズを探して聴くようになり、王道の格好良さであったり完璧さには惹かれなくなっていった。そのためTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは良いバンドだとは思いながらあまりちゃんと追っていなかった。また改めて聴き直したくなる良いライブだった。
 二十四時に就寝。

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