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洞察力や共感力が高い人が身に着けると生きやすくなる力とは。

こんにちは。美月です。少しずつあたたかくなってきましたね。

たくさんの人のお悩みを聞いていて思うことがあります。それは、「洞察力や共感力が高い人ほど、自分に戻る力ってほんと大事だよな~」ということです。

私自身もそうだし、私の自然体セッションを受けてくれる人たちはいわゆる繊細さん(特に外向型HSP)が多いんですね。
洞察力や共感力がすこぶる高いし、好奇心旺盛で新しい体験や発見が好き、さらに人とのつながりを大切にしている方々が受けてくれています。

外交型HSPとも呼ばれるこのタイプは、相手の感情や求めていることを意識しないでも受け取る力が強いのです。
これは才能でもありますが、使いこなせていないと自分が疲れたり自分迷子になる力でもあります。

他者と一緒にいると、他者色に染まっていく。
だからこそ、相手のニーズがわかってしまう。
でも、同時に外向型HSPって自分の理想も高いんですよ。

理想の世界を持っているし、それを実現するだけの行動力もある。
だから、「理想を実現したい自分」と「他者を思いやる自分」がひっぱりあいっこして疲れちゃったり、「他者を思いやる自分」の勢力が強い時は「はて、わたしは何したかったんだっけ?」と自分迷子になりやすい。

さらにですよ、「他者を思いやる自分」の根底には、「相手を傷つけたくない」と「自分がひとりぼっちになりたくない」という怖さもあったり。
(人とのつながりに思い入れがあるがゆえの、です)

もう、それはもうブレやすいんですよ、わたしも含め、このタイプは。

だからこそ、「自分に戻る力」って大切なんですよね。
自他の境界線があいまいになりやすい能力を持っているからこそ、自分とつながる時間がないと、いつの間にか他者や社会から求められること=自分になりやすいんです。

そして、本人の意識もそうなっていることに気が付いていないから、からだの方が「そっちじゃないよ」と反応してくれてその不快感が「違和感」や「不安」「モヤモヤ」みたいな感情や身体感覚になって教えてくれる。

そうなってはじめて「はっ!!今の状態は自分らしくなかった!!」と気が付いたりするのです。

だからね、まずその違和感やモヤモヤは悪者じゃないってことを受け止めてみるとすこし楽になります。
すでに持っている「共感力」「洞察力」を自分以外の存在だけではなく、自分のからだや心にも向けてみてほしいんです。
そうすると「そっちは本当はやりたくないんだよ~」っていう自分の素直で率直な願いが聴こえてきたりします。

こういう風に、「気付いて、自分に戻る力」がほんとうに大事なんですね。

わたしの自然体セッションを受けてくださる人の中にはアーティストの方もいらっしゃるのですが、外受容感覚(外からの刺激)をキャッチしやすい繊細さんやアーティストタイプの人たちは、自分の純度の高い想いにつながる時間があってこそ、自分にしか生み出せない作品を生み出せる。着想が強いからこそ、その源泉につながると表情がぱっと明るくなり自然に行動していくんですよ。

さいきん、J-WAVEのアーティストさんたちが配信するポッドキャストを聴いているのですが、サカナクションの山口さんの「休養期間を経て復活」という配信回を聴いて「休養期間は自分に戻る大切な時間だよなあ」と思いました。

サカナクションの山口さんは、配信の中でコロナ渦によって心の病になり、療養期間をとったと話していました。

山口 「僕、15年間ね、丸1日休みな日が1か月もなかったんですよ。僕らの仕事って、仕事なのか遊びなのかもわからないところがあるから、気持ち的には全然忙しくないと思っていても、少しずつ蝕んでいたんだなと思ったんです。今、半年間休んでいるんですけど、15年間分の有休消化をしているんだなと捉えています。」
(中略)
山口 「クリエイティブは全員がテンションあがることをやっていかないと。広告予算を気にして売れることばかり考えるのではなくて、自分たちが創りたいものをつくって、関わっていく人たちが全員しあわせになるシステムにしないと。」
(中略)
山口「病気になる前の自分にはもう戻れないと思うんですよ。やっぱり新しい自分を創っていかないと、新しい習慣を創っていかないと前に進めないんだと思うんですよね。これからはソロってわけじゃないけど、自分の好きなことを仕事をしようと思っているんですよ。

【山口一郎×真鍋大度】休養期間を経て復活、これからのサカナクションに迫る


わたしの勝手な解釈ですが、「少しずつ蝕んでいた」というのは物理的に忙しく休みがないことはもちろん、心理的にも「自分は世間や大衆のために創作しているんだっけ?」という違和感や疑問が少しずつ積み重なっていたのではないかと思います。

だからこそ、繊細さん、アーティストタイプの人ほど「自分に戻る」時間は病気の予防にもつながる大事な時間だと思うんですよね。

「そうそう、私が生み出したい世界はこれだった!!」

この感覚とつながってさえいれば、前に進めるのが繊細さんでありアーティストタイプの人たちだと思います。

わたしは卓球レッスンに通っているんですけど、そこでコーチに教えてもらった人生につながる真理の一つが「毎回ホームポジションに戻ることの大切さ」です。

フォアハンド、バックハンドとどこに来るかわからないボールを打ち返しているうちに、身体の軸がブレる。ブレるのは仕方ないだからこそ、「1回1回のボールを自分のフォームをととのえてから打ち返すことが大切です」とコーチに言われて「なるほど、人生と一緒だなあ」と思いました。

卓球は人生なり

卓球も人生も、どんな球が来るかわからない相手のボールに左右されても、自分のホームポジションに戻れれば、安定してボールを打ち返していくことができるのです。

それにはまず、自分のホームポジションを知らなければ、戻ることもできません。自分のホームポジションを知ること、その上で揺らいでも自分のホームポジションに戻る力をはぐくむこと。この二つが身に着けると生きやすくなる力です。

この情報溢れ繊細さんにとって刺激の多い時代には必要な力なんだな~とあらためて思いました。

自分のホームポジション(自然体)を知って、戻る力をはぐくみたい方はお気軽にお問い合わせください~◎

👇こちらの記事にもホームポジションの大切さを綴っています。


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みづき @つながりの学校主宰
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