「考える技術・書く技術」の入門本
すらすらと文章を書けるようになるのが夢だ。
現実は、文章を書きあげるのに時間がかかるし、書きながら軌道修正することもあるので、論旨がずれていくこともよくある。どうすればわかりやすい文章を書けるようになるの?
新米コンサルタントの頃に、バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」を先輩に勧められて読んだけど、チンプンカンプンだった。今回真っ先に浮かんだのも「考える技術・書く技術」だったが、既に手元にはなく、再度購入する気も起きない。だけど2022年になっても、やっぱりみんなバーバラ・ミントを推すんだよね。うーん、あれをもう一度読む気にはなれないけど、なんか良い本ないかなぁ、と探していて見つけたのがこちら。あの「考える技術・書く技術」の訳者が書いた本なんだそうです。
要旨は「良い文章を書くためには、論理だてて考えることに時間を割くべきである」とのことだ。ロジックを組み立てておけば、それを文章にするのは簡単だから、と。本にはピラミッドを作ってロジックを展開する方法が紹介されていた。
非常に納得感のある内容だったので、早速noteで読書感想文を書く時に実践してみた。しかし、読み手を指定できない状況、かつ明確なメッセージがあるわけではない感想文の場合、この手法を適用しにくい。
不特定多数が読む読書感想文であっても、ペルソナを設定してメッセージを入れ込むべきなのか?そもそも私がnoteで文章を綴る目的ってなんだったっけ、と立ち戻って考えることになった。
それでも、本書で紹介されていた「1日1ピラミッド×4か月」の論理思考練習は有益そうだと感じたので、まずは1週間やってみようと思う。
それから、いつか後輩に指導する日が来たら、この本を勧めてみたい。
「考える技術・書く技術」の本家はこちら。原書は1981年、日本語版は1995年に出されたのにいまだに売れているのがすごい。
バーバラ・ミントさんは、マッキンゼー初の女性コンサルタントだそうです。男性しかいない業界で頑張った女性、という面では興味をそそられる。