『不登校新聞』から「不登校オンライン」への「引っ越し」について
⚠️性暴力に関連した記事です。東京シューレおよび不登校新聞による性暴力の当事者でないわたしでもひどく精神の不調をきたすような内容ですので、お読みいただくみなさまにおかれましても、心身の調子とご相談していただければと思います。
※以下の内容は約1カ月前に書いたものです。これを書いたあと、全国不登校新聞社は「2024年6月29日」にTwitter(現X)上で「6月末で解散『した』」ことを宣言し、Twitterのプロフィール欄にはなぜか「閉鎖中」の3文字を記載。公式HPでも解散したことが記載されているのみで、同社がどのように幕を下ろしたのかは結局いっさい不明のままです。「不登校新聞 子ども若者編集部」のTwitterアカウントにいたっては、本件に関して何も投稿せず、プロフィール欄も更新されていない状態です。また、2006年から2022まで『不登校新聞』の編集長だった石井志昂(石井しこう)氏も同日に「6月末で同社を退社『した』」ことを宣言しました。同社、同氏はこれらの投稿についた数々の批判を(わたしが知るかぎり)無視したままです。また、氏については前述の投稿時に「不登校ジャーナリスト」として活動していく旨も記していたものの、不登校新聞社の解散については一切そのジャーナリズムを(わたしが知る限り)発揮することなく、現在は主に「不登校生動画甲子園2024」関連の投稿を続けています。
この記事では『不登校新聞』が「不登校オンライン」に移行している件について書きます。『不登校新聞』が性暴力を起こした団体が発刊しているものである以上、とてもていねいに扱わなければいけないものです。もちろんわたしはそのつもりでこれから書いていきますが、わたしのメンタルが慢性的によくないこともあり、限界もあります。かといって、可能な限り万全な状態になるのを待っていたらいつになるかわかりません。また、今回書くことは記録としてなるべく早く残しておいたほうがよいと思ったため、箇条書きで淡々といまわたしが確認できたことおよびわたしの所感、仮説だけを記すに留めることにします。
●わたしは『不登校新聞』をもともと購読していなかった。
●2024年5月11日に『中日新聞』の記事を見て、『不登校新聞』が「不登校オンライン」に移行する予定であるということを知った。「不登校オンライン」で検索してみるも、検索結果の少なくとも上位のほうには出てこなかった。「どういうこと? 全国不登校新聞社が今後そういうサイト名で新規サイトを立ち上げるというふうにも読めなくもないけれど……」と不信感が芽生える。
●『不登校新聞』内では「不登校オンライン」についての情報が出ているということを教えていただく。
●6月に入ってすぐ、note版『不登校新聞』を初月無料機能を使って購読開始してみて、ようやく「不登校オンライン」のURLがわかった。どうやらすでに移行が始まっているようで、『不登校新聞』の1回分の内容が複数記事にまたがって公開されていることを確認。ただ、この段階であらためて検索してみても検索結果には出てこないことはむろんのこと、そもそも全国不登校新聞社内に引っ越しのお知らせが出ていない。
●「不登校オンライン」内の記事をさかのぼってみると過去の『不登校新聞』の内容も公開されていたり、判明した運営元である株式会社キズキの各種ページを見てみるも、株式会社キズキが「不登校オンライン」を運営しているということを明示するテキストや、いつから運営しているのかといった情報が見つからなかったり、「不登校オンライン」のURLもhttps://kizuki-corp.com/media/といった全然名前に思い入れがないと見受けられるものだったりして、「どういうこと?」と謎と不信感は増すばかり。
●さらに、この時点でweb版『不登校新聞』のページはリンク切れ。全国不登校新聞社のほうのページをざっと見てみるも、リンク切れについてのお知らせは出ていなかった。
●Wayback Machineで上記URLの過去ログを検索してみると、4月21日のログが見つかる。なんと、この時点では2018年の記事がいくつかと、そのあと飛んで2024年4月11日公開の記事がいくつかあるのみで、「よく読まれている記事」のコーナーもない。わたしの中で、「ニュースでは、あたかも以前から運営されていた『不登校オンライン』というメディアに『不登校新聞』が継承されるというふうに読めるけれども、実際には『不登校新聞』の引っ越しに合わせて作成されたページなのではないか。ややうがった言い方をするならば、この一連の移行は『不登校新聞』のロンダリングなのではないか」という仮説が強固なものとしてできあがる。
●ここで、Twitterを少し探ってみるとキズキ取締役による以下の一連ツイートを発見する。
●このツイートがなされたのは4月18日で、Wayback Machineに初めて確認できる過去ログの日付である4月21日と近い。また、この日付は『中日新聞』の上述の記事が公開された5月11日よりも前。なにより、「実は不登校オンラインは2017年ごろに『不登校・中退ナビ』として細々と始めておりましたが、今回あらためて「不登校オンライン(原文ママ)としてリニューアルオープンしております」といってあっさり流そうとしているが、「不登校・中退ナビ」なるものが本当に一つのサイトとして存在していたとして、少なくともそのページが現行の「不登校オンライン」と同一URLであった可能性は低い。また、「細々と始めておりました」というものの実態は、おそらくわたしが見た2018年ごろの記事のことで、2019年以降は「細々と」すら運営されていなかった可能性がある。これらの一連のツイートを見て、わたしの上述の仮説はわたしの中ではより強固なものとなる。
以上が、わたしが6月はじめに確認した内容となります。箇条書きですらまとめはじめることができずこんなに時間がたってしまいました。
ちなみに、現時点では全国不登校新聞社のHPにアクセスすると「現在HPはメンテナンス中です」と出るようになっています。また、『不登校新聞』のTwitterは5月7日以降更新されておらず、それまでに「不登校オンライン」についてツイートされたものはないようです(削除したのならもう確認不可能ですが)。かろうじて、note版『不登校新聞』はまだ残っています。そこには「note版『不登校新聞』の読者の皆さまへのお願い」という記事があり、それを読むとふつふつと湧き上がってくる感情もありますが、いまは書かないでおきます。
本件に関連する人物名でいろいろな場所をいろいろ検索してみるとほかにも何か見えてくるものはあるのかもしれませんが、いったん、これにてこの記事は終了といたします。