雑誌を読んでも綺麗になれない人の悩み
ファッションや美容の雑誌を読んでいて、悲しくなったことはありませんか?インスタでも。Youtubeでも。
「皆がやっているよ!オススメ!あなたもこれで可愛くなれるよ!」
「だまされたと思ってやってみて!」
実際にやってみて、「本当にだまされた…」ってなる時ありませんか?
人気のものに乗っかれない。皆のおすすめがハマらない。
この悲しみをどこに向ければいいのかと。
トライアンドエラーも、エラー続きだと心が折れていきます。
みんなが似合うものが自分に似合うとは限らない
雑誌もインスタもYoutubeでも、基本的に、マス向け、いわば大多数に向けての情報になると、必ずこぼれ落ちる人がいます。8割の女性に当てはまったとしても、そうでない2割の人は、悲しい思いをすることがある。
「じゃあ私はどうすればいいの?」って。
でもその答えはそこに載っていません。
自分が多数派になる立場の情報を見つけよう
色んな分類において、多数派と少数派が存在します。
言われていることに違和感を覚えたら、なるべく自分が多数派になる分類の情報へ移動していかないと、得たいものにたどり着けません。
私は昔から美容雑誌が好きですが、最近はVOCEや美的より美stの方が手っ取り早く精度の高い情報にたどり着けます。20代のアイドルのメイクより、アラフォー以上の女優のメイクやスキンケアが見たい。
多数派少数派は、優劣では決してないので、さっさと移動しないと「コレジャナイ」が溜まって疲弊していきます。
年齢以外にも、ファッションや美容のセグメント(分類)というのは沢山ありますから、ファッションテイスト、体型、肌質、ライフスタイル…その自分に合ったセグメントごとの情報を、上手に検索して、自分用に再編集していくというのが、本当に使える情報の収集になるわけです。
これがすんなり出来る人はいいけれど、正直難しい作業ですよ。
「分からないと調べられない」の罠
検索っていうのは、そのワードを知っていないといけない。
自分のセグメントを理解していないと、そこへたどり着くことが出来ないわけです。
分厚い辞書の目次から、自分が知りたい情報のページを開くことが出来ないと、最初から最後まで読まないといけなくなって、途方に暮れてしまう。
「何かを知りたいけど、何を知りたいのかすらも分からない!!」
自分をセグメントに分類出来ない。故に自分のニーズを言語化出来なくて探せない。これがオシャレ・美容迷子の姿ともいえます。
イメコンは欲しい情報にたどり着く検索方法の学び
このセグメントを知って検索できるようになる事こそが、イメージコンサルティングの肝なんです。自分に合う色やデザインを細かく知ることで、色の分類法とデザインやテイストの多様性を学び、選べるようになるんです。
イメコン診断のカテコライズというのは、いわば辞書の目次であり、よりコアな、自分に合った情報にたどり着くやり方を学ぶためにこそあります。
パーソナルカラーや、骨格診断など、様々なイメコンがありますが、実際に受けた人はわかると思います。
「知らなきゃ、こんなの絶対に手に取らない」
「こんなふざけた色でこんなにオシャレになるなんて、意味がわからないw」
自分の今までの目次では絶対にたどり着けないものにたどり着く方法の一つ、それがイメコンです。自分のセグメントを知ることで、適切な検索方法を知るという、【学習】こそがイメコンの醍醐味なのです。
型を知るのがイメコン、はめるのではないよ
「あなたに似合うのはこれです」と診断を受けて、型にはめられて自由をなくすなら、それは学習になっていませんよね。以前より出来る検索方法が増えている訳ですから、選択肢が広がっていなければいけない。
検索結果が即自分であるという、決定ではないんです。そこから選べる自由は永遠に失われません。
もしイメコンを受けて苦しくなっている人がいるなら、しんどいと思うけれど、選択の自由を絶対に手放さず、「学びの途中なんだな」と思ってほしいです。
イメコンが必要ない人は、そもそも目次を持っている
イメコンを受けると、目の前に広がる膨大なファッションやコスメに、タグが付けられていき、整理整頓が出来て主体的に選びやすくなります。すると不思議と、雑誌も以前よりずっと実用的に楽しく読めるようになります。
だから、元々ファッションや美容のカテコライズが上手な人は、イメコン診断はあまり必要ないでしょう。いつでも多数派にいる人、トライアンドエラーが全く苦にならず続けられる人、沢山の商品に触れて情報の解像度が高い人というのは、検索してちゃんとたどり着ける人ですから。
そういう方から見たら、イメコンのカテコライズはかなり稚拙に見えるかもしれません。なぜならファッションや美容の分類は、プロからしたらもっともっと細かく、そして一つずつがとても深いからです。
オシャレな人にとっては、イメコンは複雑ではなく、逆に簡単すぎるカテゴリーに無理やりはめ込んでいるように見えているのでは?と想像します。
だから「好きなものを自由に選んで」というオシャレのプロのアドバイスがよくあるのですが、「カテコライズなんて気にするな」ではなく、「カテコライズはもっと沢山あるのだから、他のカテコライズとバランス考えれば何とでも出来るよ」という、全く解像度の違う話だと思うんですね。
あなたの魅力はイメコンには収まらないよという意味のアドバイスはごもっともです。ただ、好きなものを自由に扱えるようになるための入り口として、イメコンが必要な人は、少なくないと私は思っています。
ファッションを人生の味方にするために
センスというのは、才能もあるけれど、情報処理の問題でもあるなと思っています。情報が溢れている時代だからこそ、自分にあった情報にたどり着くスキルを学んで欲しい。
すると、あんなに苦しかったファッションが、自己表現できる奥深い文化として、あなたの人生に寄り添ってくれるようになるでしょう。
雑誌やインスタなど、情報に触れれば触れるほど混乱してしまう方、本当に必要な情報に飢えている方こそ、たった一人のあなたへ向けたパーソナルなイメコンが、助けになれると思いますよ。
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