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『夏澄は優月に霊力をもどしているの。でも、優月には黙っていて』 スーフィアの声だ。 『…
「ねえ、スーフィア、風花。草花はどうするかな? 俺じゃあ、細かいことは分からなくて」 …
優月は夏澄に頭を下げて、向きをかえる。 そのとき、枯れ葉を含んだ風が吹いた。 優月が…
優月の木は泉のほとりにそびえている。目を凝らすと、木はかすかに霊力の光を放っていた。 …