春の嵐が吹く時は~三つ子の魂百まで
みゆです。
少し前の、春の嵐が吹き荒れた時の事。
夜から深夜にかけて、強い雨や強い風が私の部屋の窓ガラスを打ち付けました。ひとりでいると、なんだか怖くて、心細い思いがしました。なかなか眠れなくて、雨や風の音を聞いていました。
翌朝、まだ天気が回復しないなか、私は昨晩の春の嵐の事を考えました。そして、あるドラマの事を思い出してしまいました・・・。
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そのドラマは、愛の嵐という昼ドラです。
このドラマが放映された頃、私は学生だったのでリアルタイムでは見た事はありませんでした。放映されて、ずいぶんしてから再放送で見たんです。平日の午前中の再放送枠で。
いやぁ、面白かったですねぇ。すぐにハマっちゃいました。
お嬢様と、使用人との身分違いの恋。思いあっているのに結ばれず。戦争に翻弄されて、立場が逆転したり波乱万丈で。上手く行きそうで、なかなか結ばれないふたり。
毎日見るのが楽しみで仕方ありませんでしたねぇ。
2本ずつ放送されるのですが、放送後には続きが見たくてたまりませんでした。その時間帯は、どこにも行かなくて済むようにして。
あ、もちろん仕事の手はそっちのけで見ておりました。だって、仕事場は店舗だからテレビが付いているのですよ。
主演の渡辺裕之さんと田中美佐子さんは美男美女だし、恋敵の長塚京三さんはいい味出しているし。
はらはらするわ、きゅんとするわの昼ドラです。
ああ、また見たいなぁ。
だって、私の日常に足りない成分がふんだんに入っているんだもの―!!
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よくよく考えてみたら、私がこのドラマにハマるのは当たり前のことなのです。このドラマの原作は、エミリー・ブロンテの嵐が丘なんだもの。
その昔の小学生の頃の私。
本を読むのが大好きで、外遊びをしない休み時間はよく図書室に通っていました。そして、本を借りられる日は必ず行って本を借りていました。気に入った本は何回も借りて読みました。
たくさんの本を借りて読んでいた私は、5年生になる頃には世界文学全集を借りるようになりました。百科事典のように大きくて厚い本。何冊もある全集には世界中の様々な物語が綴られていました。
なかでも、私がいちばん好きだったのが、この嵐が丘だったのです。
もちろん、子供用なので大人用のものよりも表現やシチュエーションはマイルドでしたが、それでも私は物語の世界にどっぷりとのめり込んでいくのでした。
お嬢様と使用人が次第に惹かれ合い、心を通わせていくのに、なかなか結ばれない・・・。そんな世界に胸を焦がしていた小学生の私。
世界文学全集の嵐が丘が入った巻は、もう何回も何回も借りました。本当に大好きでした。
そんな私だったので、愛の嵐はどっぷりとあの世界観にハマってしまったんですね。三つ子の魂百までとはよく言ったものです。
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この愛の嵐は、華の嵐、夏の嵐と合わせて嵐三部作と言われています。
華の嵐、夏の嵐はヒロインが高木美保さんに代わり、華族のお嬢様との身分違いの恋が描かれます。これも、戦争によって運命が翻弄されていくのですねー。
こちらは、風と共に去りぬがモチーフのドラマなんです。
もう、高木美保さんの気高いお嬢様っぷりがハマり役なんです。「ごきげんよう」だののお嬢様言葉も堪能できますの、ホホホ。渡辺裕之さんのワイルドな二枚目っぷりもたまりません♡
このドラマも、愛の嵐と同じ枠で再放送されていて、とってもとっても楽しみに見ていましたよー。やっぱり、美男美女って目の保養になるんですよね。
そして、夏の嵐ですよー。
こちらも、基本的な話は華の嵐と変わらないんですけどね。
これもまた、いいんですよねぇ。
上2作と同じ再放送の枠で見たんですけどね。いいんですよ、ほんと。
高木美保さんの気高いお嬢様と野心ギラギラの渡辺裕之さん。
話の筋は読めるものの、無心でどっぷりとハマって鑑賞するのが正しいお作法のドラマですのよ。もう、いいんですよ、とっても。運命に翻弄されて、上手く行きかけちゃ離れて、また接近して。
この3部作は、きゅんきゅん成分がバッチリ補充できると思うの。
だからといって、実際に自分がこんな波乱万丈な人生を送りたいかって言われたら、まっぴらごめんです。私の人生もなかなかなものですけど、これ以上のハードモードはご勘弁なのです。ほんと、ドラマだけでお腹いっぱいです。
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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