【シロクマ文芸部】ヒマワリのような彼女を抱きしめたくて【曲からストーリー】
ヒマワリへ向かって駆けていく彼女の笑顔が眩しくて、僕はあの日からますます彼女のことが頭から離れなくなってしまったんだ。
彼女はヒマワリのように真っすぐな人だ。いつも僕に寄り添ってくれる。
彼女は僕のために一緒に泣いてくれた。
彼女は僕と一緒に笑ってくれた。
僕の隣にはいつも彼女が寄り添ってくれていた。
ヒマワリのように眩しい笑顔の彼女の存在が暗闇の中から僕を救ってくれた。彼女がいるから僕は今ここに生きていられると思うんだ。
それなのに、僕は彼女の真っすぐな愛から逃げ出してしまった。
彼女が真っすぐ僕を見つめる視線から目を逸らしてしまった。
彼女のヒマワリのような真っすぐな愛情を受け止めることが怖くなってしまった。
僕は自分のことしか考えていないのかもしれない。僕は自分の不甲斐なさにどうしようもなくなり彼女の前から姿を消してしまった。
彼女からはたまに連絡が来るのに、僕は返信をする事ができないでいる。彼女はこんな僕をどう思っているのだろう。もう嫌いになってしまっただろうか。僕はいったいどうしたらいいのだろう。
目を閉じると、今でもあの日の彼女の姿が浮かんでくる。あのヒマワリに向かって駆けていく彼女の眩しい笑顔が。その姿が脳裏に浮かぶと僕は自然と涙が零れるんだ。こんな僕は女々しくて男らしくないと思う。
ヒマワリのように真っすぐな彼女を抱きしめたい。
ヒマワリのように真っすぐな愛情をくれる彼女を抱きしめたい。
彼女は今どこで何をしているのだろうか。
彼女は今どんなことを考えているのだろうか。
彼女は今誰のことを想っているのだろうか。
そして、彼女には泣きたいくらい辛いことが起きていないだろうか。
僕もヒマワリのような男になりたいと強く思う。ヒマワリのように真っすぐ彼女に寄り添いたい。ヒマワリのように真っすぐな愛を彼女に届けたい。
彼女の喜びも悲しみも苦しみも僕が受け止めてあげたいと思う。
だから、今度こそ彼女に向かい合おう。今度こそ逃げない。僕はヒマワリのような彼女にふさわしい男になると誓う。だから、またあのヒマワリのような眩しい笑顔を僕に向けて欲しい。
今度は僕の方から連絡をしないといけないだろう。彼女にどんな言葉を綴ろうか考えながらスマホを手に取った。
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小牧幸助さんのシロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「ヒマワリへ」です。
また今週も #曲からストーリー と勝手にコラボしました💦
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🎧今回選んだ曲はこの2曲です
秦基博さんのひまわりの約束とミスチルの抱きしめたいです。
シロクマ文芸部のお題が「ヒマワリへ」だったので、真っ先にひまわりの約束が脳内再生されたのです。ところが、途中からどうしても抱きしめたいになって再生されるのです。
それで、仕方ないので2曲を使ってストーリーにする事にしました。
今回は、詩のような一人語りのような歌詞のような、なんだかよく分からない形態になりました。
あまりいろいろ考えずに仕上げました。どちらかといえば、手が勝手に動いた感じです。なんとなく感じて頂けたらいいなと思います。
書いた物を読み直していて思ったのですが、ツインレイっぽくもありますね。ツインレイのサイレント期間、みたいな。
筋書きも作らず(これはいつもの事)、ほぼ無意識で書いたので読み直して発見です笑
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪