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【勝手にオレオレぽん←遅刻💦】虹の向こうで【曲からストーリー】


何を信じたら判らない時が来ていた
だけど僕たちは知っている 
君を変えるのは君だけさ
自分の中に宇宙がある事に気がつけばきっと

君と僕はいつでもここで会っているのさ
太陽しか知らない二人だけの秘密

虹の都へ 高野寛


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 あの出会いが私を変えてしまうなんて、その時は思いもしなかった。

 夏の海辺で出会った私達は、あの一瞬で恋に落ちてしまった。一目見た時、私の中に電流が走ったのを感じた。私達はお互い友人と海に来ていたので、周りの人と談笑しつつも私の視線は彼を捉えていたし、彼の視線も私を捉えて離さなかった。

 こっそり連絡先を交換した私達は、その日の夜二人で会った。

 カジュアルな居酒屋で大いに飲み、食べ、語り合った。初めて会った人なのに、初めての気がしなかった。ずっとずっと前から知っている様な懐かしい感覚。それに、少し話しただけでも考え方や好きな物がよく似ていると思った。

 食事が終わり、このまま帰るのかと思っていたら彼に誘われてしまった。結局、彼も体が目当てだったのかと少し落胆したけれど、私は彼についていった。今日だけでも構わないと覚悟を決めた。夏の恋ってそういうものだと思うから。

 今日だけの恋愛。後腐れの無い今日だけの恋人。それでもいいと思いながら、私は彼の重みを受け止めた。私の体は水着の跡だけが白く光っていた。


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 夏の恋は儚いものなのだろう。彼とはあの日から連絡を取っていない。私の体には相変わらず水着の跡が残っている。あの彼との時間は恋だったのだろうか。なぜあんなに簡単に寝てしまったのだろう。考えて出した答えは、私は彼に恋をしてしまったという事だった。

 私は恋愛に対して冷めている。男の人の事は基本信じていない。かわいく着飾って、その人に合わせた会話をして、あとは簡単に寝てしまえばいいだけだ。そこに気持ちがあっても無くても、そんな事はどうでもいい事だ。なぜなら、男の人はみんな裏切るから。私の気持ちも体も踏みにじって、他の誰かの所に行ってしまうから。

 だから、私は本気で恋をしたりしない。他人にビッチだなんだと言われようとも知った事か。どうせ裏切られるのなら、ドライに付き合った方が傷つかなくていいし、私の心も落ち着いていられる。

 私は、天使になんてなれない。天使を追放された堕天使だ。いっそ、もっとドライになって悪魔になったってさえいい。そう思っていた。けれど、彼に対する気持ちはそれとは少し違うように思えた。

✙ ✙ ✙


 そんなある時、彼から久しぶりに連絡が入った。今から会えないかという事だった。会う事を了承して、15時に待ち合わせをした。

 少し早めに着いたので、先に待ち合わせ場所のカフェに入ろうとすると、彼が走ってやって来た。
 「ごめん、待たせたね」
 「ううん。私も今着いたところ」
 カフェに入り、二人向き合った。久しぶりの彼を見て、なぜだか泣きそうになる。

 注文したコーヒーが来ると、彼のしなやかな指が生クリームを入れてスプーンでかき回す。その指の動きに色気を感じて、私は思わず見入ってしまった。
 「ん?どうかした?」
 「何でもないの。元気にしてた?」
 「元気……じゃなかった。君に会いたくてたまらなかった」
 「本当に?どうして何も言ってくれなかったの?」
 「俺、また君に会っていいのか分からなかったんだ。初めからあんな事をしてしまったから、嫌われてしまったかと思ったんだ」
 「私は会いたかった。あなたを好きになってしまったから」

 そう言い終わって涙をこぼした私に彼はハンドタオルを渡してくれた。タオルで涙を拭い、コーヒーを一口飲んだ。しばらく黙りこくった私達だったけど、先に口を開いたのは彼だった。

 「俺、君とは初めて会った気がしないんだ。ずっと前、生まれる前から知っているのかもしれないと思うんだ。君が好きだよ。俺と付き合って下さい。絶対に大事にするから」
 「私もあなたとは初めて会った気がしなかった。こんなに何もかもピッタリくる人とは出会った事無いよ。こちらこそよろしくお願いします」

 私達はきっと生まれる前も恋人だったんだろう。そして、今再び出会ったのだ。今まで私はたくさん傷ついてきたけれど、それは彼に出会う為だったのだと今なら分かる。私達はこれから二人で前世の分も今世で一緒に生きていく。二人で大きな虹の橋の向こうの景色を見ていくのだ。ずっとずっと二人で一緒に。


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勝手に俺杯の中の勝手にオレオレぽん曲からストーリーでコラボ参加します💛

と思っていたら、勝手に俺杯は昨日でグランドフィナーレを迎えているではありませんか💧
riraさんにお尋ねしてみたら、「遅刻でもおけ」と言って頂けたので、このまま記事を投稿しますね。

👇 本家さながらの凝りようです(⌒∇⌒)

👆 曲からストーリーは21日までですよ⭐️



💚今回ぽんに使わせて頂いた御句はこちらの3句です。


プラセボの恋も恋かな水着跡


堕天使も抱き舞い上がれ花吹雪


虹の橋くぐり光の射す方へ


この3句を繋げてショートショートにする試みでした。
虹の橋の御句を見た時、なぜか高野寛さんの虹の都へが浮かんできました。

そこで、ラストはこの歌の世界に持っていこうと思いました。

やっぱり、この曲は私達の世代には馴染み深い物だと思っています。
土曜の夜11時から始まる、ねるとん紅鯨団の中で流れるミズノのCMソングだったからです。


そして、この後は夢で逢えたらを見るまでが一連の流れでしたね。ちなみに夢で逢えたらのCMはパナソニックでしたよね。
ね、OSアップデート中のかっちーさんも懐かしいでしょ?

話が脱線してしまいました。

いつも、ぽんで二次創作をする時はすごく考えます。なかなか文章が出てきません。それは、使わせて頂く作品の世界観を壊したくないからです。

今回のぽんは今まで以上に悩みました。

かっちーさんの作品は解釈が難しいからです。ふんわりとは分かっても、なんか芯を掴めないというか、ほんと難しいです。まぁ、あの水水水水氷水水水水で二次創作をした時よりは作りやすかったですけど笑

恋に傷ついた女の子が運命の人に出会ったっていう所に持って行ったんですけど、どうでしょう。堕天使も許されて天使に戻れるはずですよね、うん。


💚 ちょっと告知

ただいま幸年吉日サークルでは恋祭りを絶賛開催中です⭐️
恋の俳句や短歌を大募集中です。
15日までと期限が迫っていますが、ぜひご参加下さいね😊💕


〈恋祭り募集要項〉

募集資格:誰でもOK!短歌や俳句を愛する人、集まれ!

期間:9/1-15の2週間。

9/1コイから15イコまで恋コイ挟み期間です。

募集内容:恋にまつわる俳句575(無季語もOK!)と短歌57577。

投稿形式:「#恋祭り」を付けてください。

*投稿する時にこの記事を貼り付けてください。

*回収が遅い時はコメントをください。

*何度でも応募OK!

*卑猥な表現はNG!

私は満を持して明日参加しますよ(#^^#)👈ムダにハードルを上げる奴🤣



今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪



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