【金沢グルメ情報付き】 リモートワーカーが地元石川県でワーケーションしたら、結構よかった話。
前回、地元の石川県から上京した話をnoteに書いたところ、非常に多くの方から反応をいただいた。
北陸新幹線の開通後、若者に人気の観光スポットとなった金沢。東京から片道2.5〜3時間程度で行ける「ちょうどいい」距離感の旅行先として、選ばれているのだと思う。
2023年9月下旬。そんな地元に、ワーケーションというかたちで一週間滞在してみることにした。
本記事では、がっつり観光地を巡る旅ではなく《リモートで働きながらゆるっと金沢散歩とグルメを楽しむ》そのような滞在の仕方を提案したい。
<わたしのプロフィール>
東京都内在住、石川県出身
ライター/編集者としてフルリモートワークで働く
ぼっち力高め
金沢ワーケーションで滞在したホテル
今回わたしがワーケーションで滞在したホテルは、金沢市片町の「OMO5金沢片町 by 星野リゾート(おもふぁいぶ)」。
<アクセス>
場所は、竪町通りをマック側から入って右手にすぐ。
バス停でいえば「香林坊(こうりんぼう)」と「片町(かたまち)」のちょうど中間地点なので、どちらで下車してもいいと思う。
<料金>
「星野リゾートだなんて、お高いんでしょう…」
そんな声が聞こえてきそうだが、2023年9月下旬(おそらくオフシーズン)に「【5泊〜14連泊】憧れのリモート書斎プラン」で土日を含む7泊予約した場合、なんと3万円でお釣りがきた。
<エントランス>
<ルームツアー>
わたしが宿泊したのは、ツインルーム。
<アメニティ>
上記以外のアメニティは、1階エレベーター前から自分で必要な分だけ持って行く。スリッパ(100円)とルームウェア(200円)は有料なのでご注意を!
<その他館内設備>
ロッカー
ランドリールーム
アイロン&アイロン台(1台)
電子レンジ
浄水器
詳細は、公式サイトにて。
作業おすすめスポット(館内・OMOカフェ)
館内1階には「OMOカフェ」というカフェがあり、基本はここで作業をしていた。館内にはパスワード付きのWi-Fi完備、電源付きカウンター席あり。
<朝食>
わたしは今回利用しなかったが、1,600円(税込)で朝食も食べられる。
作業おすすめスポット(金沢市中心部)
SHARE LOUNGE 金沢エムザ(シェアラウンジ)
なんと、いつの間にか金沢に2箇所もシェアラウンジができていた。今回は、市内中心部からアクセスの良いほうをご紹介。
<アクセス>
金沢グルメを堪能するならここ!という観光スポット、近江町市場。そのすぐ向かいにある「金沢エムザ」の3階。バスなら「武蔵ヶ辻・近江町市場(むさしがつじ・おうみちょういちば)」で下車した目の前だ。
Kissa & Co.,(キッサアンドコー)
人気のホテル「KUMU金沢(クム)」の1階にあるカフェ。
開放的な空間でゆっくりと作業ができる。Wi-Fi、電源完備。
<アクセス>
バスなら「南町(みなみちょう)」で下車。近江町市場と香林坊の間が南町なので、どちらからでも歩いて行ける距離だ。金沢駅からならバスに乗ることをおすすめする。
ちなみに、すぐ近くには観光スポット「尾山神社(おやま)」がある。
金沢グルメ情報あれこれ
石川に帰省したからには、おいしいものが食べたい!ということで、食べたものを写真とともに雑にご紹介。
【金沢おでん】 かなえきのちくわ
【お寿司】 かいてん寿し 大倉
【お寿司】 もりもり寿し 金沢駅前店
【ハントンライス】 グリル中村屋
【ラーメン】 8番らーめん 犀川大橋店
【カフェ】 angolo caffe(アンゴロカフェ)
【カフェ】 logic(ロジック) ※2023年10月オープン新店
金沢のバス、Suicaほぼ使えない問題にご注意
金沢の路線バスの7〜8割くらい(体感)が写真の「北鉄バス」なのだが、北鉄バスのほとんどがSuicaなどの交通系ICカードが使えない。現状ICは、北鉄バス独自のICカード「ICa(アイカ)」にしか対応していないためだ。
この点は、観光の面で本当にイケてないと思う。
なお、北鉄バスでも2022年10月からようやく「城下まち金沢周遊バス」ではSuicaの利用が始まっている。また、JRバスや土日祝のみ運行の「まちバス」などもSuicaの利用が可能だ。
2024年3月には、北鉄バスはクレカのタッチ決済に対応する予定とのことだが、とにかくSuicaを使わせてくれ…という気持ちだ。
なお、金沢のバスは関東と乗り方が異なる点もご注意を。
後ろドアから乗る(現金→整理券を取る、IC→タッチ)
前ドアから降りる(現金→整理券と番号の料金を入れる、IC→再度タッチ、乗り放題券→運転士に提示)
金沢駅で買えるおみやげ
金沢駅内「あんと」をはじめ、駅構内でさくっと買えるおすすめのおみやげもご紹介。
ワーケーションに、きまっし金沢!
今回、都内から金沢を訪れてみて、おいしいものを食べながらマイペースに過ごすにはいい土地だなと感じた。
滞在中は、片町のホテルで仕事を終えたあと、21世紀美術館まで散歩してふらっと展示を見てこれたのもよかった。
個人事業主(フリーランス)は残念ながら対象外だが、「金沢版グループワーケーション促進事業」という、企業などが実施する3名以上で共同して行うワーケーションに対して、ひとり一泊最大5,000円を補助する制度もあるようだ。
市内には新しいホテルもこの数年で続々と開業し、先にご紹介したような、集中して作業できる場所もそれなりにある。
観光地のイメージが強いが、旅行!観光!と気合いを入れなくても、普段着でゆるっと非日常を楽しめるのが、金沢でのワーケーションだと感じた。
普段とは違う街でゆったりと仕事をしたい方は、ぜひ金沢に訪れてみてはいかがだろうか。
「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらい、雨の多い金沢。濡れても平気な楽な靴と、折りたたみ傘をお忘れなく。