桐始結花〜マクロビ生活を感じる
西暦2022年7月24日(日)
旧暦水無廿六日
大暑
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
夏の土用五日目
暑い日が続き、
暦の上では夏も終わりに近づいています。
二十四節気は『大暑』一年で最も暑い時期。
七十二候は『桐始結花』
夏から秋への繋ぎの『夏土用』の五日目。
ベランダのトマト色づき、明日の土用の間日に一つ目の収穫します。
大暑の初候『桐始結花』きりはじめてはなをむすぶ。
桐の花は4〜5月に開花期を迎え、枝先に釣鐘型の薄紫色の花が咲きます。
花が終わると卵形の固い実がなり始め『桐始結花』はこの実がなる頃となります。
桐の花は、500円硬貨の表に描かれています。
その昔は、女の子が産まれると庭に桐の木を植えたと言われています。
桐の木は成長が非常に早いので、女の子が嫁入りする時に、
その木を切って箪笥や長持ちにして嫁入り道具として持たせるためだったとか、、、
桐の木は軽くて丈夫なうえに、燃えにくく、
桐の箪笥は火事にあっても表面が焦げるだけで中の着物は大丈夫と言われていました。
水にも強く、湿気を含むと木が膨張して箪笥の引き出しが密閉されて、
中に湿気がいかないようにする優れものとも言われていました。
下駄にも使われるなど生活に密着した良質の木材として重宝されてきたのは、
だいぶ昔の話のようです。
食養生のための食材だけではなく、生活に使われているものの意味を知ることも、
『身土不二』『一物全体』『陰陽調和』を基本的な考え方で生きるマクロビ生活には大切なことと思っています。
※※『マクロビオティック』(Macrobiotique)
・身土不二(その土地の旬のものを食べる)
・一物全体(丸ごと残さず食べる)
・陰陽調和(季節に合わせて温かい・冷たい食べ物を食べる)
の3つの東洋の伝統的な考え方に基づいて、
ココロ、カラダ、アタマすべてのバランスをとって行く食事法であり、生活法。