マクロビアン薬剤師 お薬を受け取りに来る人は
マクロビアン薬剤師 お薬を受け取りに来る人は
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目になりました。
薬剤師としてのキャリア30年を超えてから、
大手チェーン薬局のラウンダー(応援専任職)として、働いています。
調剤薬局に処方箋をお持ちになる方は、
処方箋のお薬を服薬したり使ったりする患者さまご本人とは限りません。
患者さまのご家族であったり、介護ヘルパーさんであったり、様々です。
なんらかの理由で、お薬を受け取る方が代理の方というの往々にしてあります。
特に、昨年からは、新型コロナウイルス感染症対策のため、ご高齢の方は受診を控えており、
ご家族がそのご様子を伝える代理受診、代理お薬のお受け取りが増えています。
代理の方にお薬をお渡しする事で、気をつけていることは、
代理の方の患者さまへの関わり方です。
ただ、お薬を受け取りに来ただけの方だった場合。
お薬の種類、数を確認していただき持って帰っていただきます。
前回のお薬と違いがあるときには、取りに見えた方の目の前で、
印をつけるなどして、確認をして、お渡しさせていただいています。
そして、薬局の開局時間を改めてお伝えして、わからないことがあれば、
時間内に出来るだけご連絡をいただけるようお伝えします。
服薬、使用については本人が中心にしているが、そのお手伝いをしているか、お薬の内容について把握を多少はしている方の場合。
やはり、お薬の種類と数の確認をして、前回のお薬との違いがあれば、その確認をして、何か印をつけたほうが良いかをお伺いしてから印をつけるようにしています。
さらには服薬状況や使用状況を分かる範囲で確認させていただいています。
服薬、使用について、完全に理解していて、服薬、使用を常に手伝っている方。さらには介護もしている方の場合。
お薬についてはもちろんのこと、生活のこと、お食事や排泄のことも確認させていただいています。
特に介護に携わっているご家族には、その方ご自身のご体調も最後に確認するようにしています。
処方箋に書かれているお薬についての主役は患者さまですが、
その患者さまを支える周りの方達への寄り添いも大切なことと思っています。