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プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その7 頭痛

プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その7

認知症健康サポーター。プチマクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

30年ほど前にマクロビオティックの世界に出会いその考え方を中心とした生活をしています。

7年間の修行を経て、仕事は薬剤師を選んで生きてきています。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

雨の日の付近に体調を崩される方がいます。

多くの訴えが『頭痛』
吐き気を伴う方もいらっしゃいます。

体調の変化で天気予報ができると、おっしゃる方もいらっしゃいます。

気圧の変化による、体内の水分バランスの乱れがそれを引き起こすと言われています。

気象要素(気圧、温度、湿度、日照時間、降水量、雷、風など)から悪影響を受けるものを
『気象病』と総称し、その中でも天気(気圧)が崩れるときに慢性の痛みが増強するものを
『天気痛』や「低気圧不調』と言います。

文献:佐藤純『気圧変化と痛み』教育総説p.153-156 2015年8月

血管の拡張により、神経が圧迫され『頭痛』が起こるとされています。

また、気圧の低下によって内耳で知覚され、自律神経が乱れてしまい、
『だるさ』や『めまい』を感じることもあるようです。

症状が出たときにだけ、頭痛薬や吐き気止めなどのお薬を使って対応する方が多く見受けられますが、
雨が降らなくても頭痛がする方は、日頃からお薬を使って体調をコントロールしようとする方もいらっしゃいます。

どちらが良いかは人それぞれですが、
『天気の変化』によって自分の『体調が悪くなる』とわかっているのなら、
対処の仕方も先手を打てるというものです。

処方されたお薬をお渡しする時には、飲むタイミングであったり、
飲み方の確認をさせていただきますが、
ご自身が、その後自身の症状とキチンと向き合えているかどうかをお話しできて引き出し、
その感情に寄り添った、普段の生活についてもお話出来ればといつも思っています。

実はわたし、頭痛持ちで、以前はもっと酷くてお薬に頼る日もあったのですが、
今は、頭痛で薬を飲みたいという気持ちが無くなりました。

個人差はあると思いますが、原因が分かっているものは、変えられるものもあると思っています。

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