世界海洋デーに思うこと
西暦2022年6月8日(水)
旧暦皐月十日
芒種
蟷螂生(かまきりしょうず)
世界海洋デー
今日
6月8日は、
『世界海洋デー』World Oceans Day
世界をひとつに繋ぐ海の豊かさや海が私たちに与える恩恵、そして海が直面する環境問題について考える日。
海の豊かさを守るために海洋汚染問題などを考える日でもあります。
2008年12月の国連総会で制定され、翌2009年から実施されている国際デーの一つです。
1992年6月8日にブラジル・リオデジャネイロで開かれた
『地球サミット』において、カナダ代表が提案をして以来、
『世界海洋デー』として非公式に実施されてきていました。
2009年の初回の世界海洋デーでは、
当時の国連事務総長が海洋保護のために重要な、以下の要素を述べたそうです。
◯地球の気候を調整すること
◯不可欠なエコシステムを守ること
◯持続可能な暮らしを守ること
世界海洋デーは海を中心に地球の気候変動を考え、在るべき海の姿や生態系を振り返り、
そして持続可能な海洋環境を守るための日です。
2021年より
『持続可能な開発のための国連海洋科学の10年』がスタートしているのをご存じですか⁉️
『SDGs』(持続可能な開発目標)の達成に焦点を当てながら、海を持続可能にする目標が提示されています。
『きれいな海』
『健全で回復力のある海」
『予測できる海』
『生産的な海』
『安全な海』
『万人に開かれた海』
『夢のある魅力的な海』
以上の7つの海が掲げられました。
さらに、
『SDGsゴール14』は、
『海の豊かさを守ろう』
海洋の生物や生態系を守ることは、持続可能な地球を実現するために欠かせない努力となっています。
世界海洋デーは、海について考えることをベースに、国連が毎年テーマを発表しています。
2019年
『私たちと海との関係が持つジェンダーの側面』
どのように女性が海の汚染や気候変動から不利益を被っているかを世界に発信し、
海洋問題とジェンダー不平等の解決、両方を目指していました。
2020年
『持続可能な海を目指すイノベーション』
海を持続可能な場所とし、新たな製品や医薬品を発見するために海の理解を促す意味合いで決定されました。
2021年
『海洋:生命と生活(The Ocean: Life and Livelihoods)』
海を持続させている命を祝福し、支援する意味が込められていました。
そして
2022年、今年のテーマは
『再活性化:海洋環境のための集団的アクション』
世界海洋デーをきっかけに私たちだからこそ出来るアクションとは、
◉マイカップ・マイストローを持ち歩く
◉再利用可能なラップを使う
◉環境に優しい洗剤に切り替える
◉ごみ拾いをする
◉美しい海を訪れ、自然を感じる
海をこれ以上汚染しないように、プラスチックの消費を抑えたり、
排水溝に流れるものを見直してみたりすることも良いですね。
また、ビーチでごみ拾いをしたり、美しい海を存分に楽しむことも、
海洋環境について考え直すきっかけになるのではないでしょうか⁉️
その昔、ダイビングで伊豆の海に通っていた頃、メッシュバックを持って海の中に潜り、
海の中のゴミ拾いをしていました。
海の中のプラスチックゴミは年々増加し、
2050年には重量ベースでプラスチックごみが魚の量を上回ると予想されているそうです。
そうならないために、海を救うために、
この日をきっかけに自分に出来ることをいかに継続させるかを改めて考えてみたいと思います。
写真は2018年に訪れた、大好きな伊豆の海です。