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マクロビアン薬剤師 漢方から考える花粉症
マクロビアン薬剤師 漢方から考える花粉症
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。
調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』
わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。
本日は
旧暦睦月廿七日
啓蟄
桃始笑
西暦2021年3月11日
いのちの日
これまで花粉症について、さまざまな角度から、、、
気をつけるべき生活習慣、
食べた方が良いもの、
食べない方が良いもの、
病院で処方されるお薬、
自分で買うことが出来るお薬、
代表的な漢方薬、
等等、、、
今日は、漢方の考え方から花粉症の症状について、考えてみたいと思います。
◉『外邪』(がいじゃ)というもの
漢方では、身体の外側から侵入して、悪さをするものを『外邪』(がいじゃ)と、呼んでいます。
これは、すなわち『アレルゲン』と捉えることができます。
この『外邪』には色々な種類があるのですが、花粉症やアレルギー性鼻炎は、鼻や目、咽喉などに症状が見られるため、
『風邪』(ふうじゃ)と呼ばれるタイプの侵入と考えることが出来ます。
『風』は、軽くて、高く舞う性質があるので、『風邪』(ふうじゃ)身体の上の部分に
様々な症状を引き起こすと言われているのです。
◉『衛気』(えき)を整えるということ
『衛気』(えき)とは、身体を守る抵抗力のようなもののことを指し、
身体の表面(鼻や咽喉の粘膜や皮膚など)にバリアのように存在し、
『邪気』の侵入を防いでいます。
そのため、体内の『衛気』が不足していると、花粉などの『邪気』が身体に入り込みやすくなり、
鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった、いわゆるアレルギー症状が現れると考えられます。
すなわち、体内の『衛気』が十分に養われていて、身体の抵抗力を高待っている状態であることが、
症状を緩和することに繋がっていくと考えます。
アレルギー症状が出にくくするためには、『肺』(はい:呼吸器系)と『脾』(ひ:胃腸系)の機能を強化していきます。
特に水分の影響を受けやすい場所なので、水分が少なくても、多くても機能が低下してしまうので、
普段の生活から気をつける必要があります。
続
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