マクロビアン薬剤師 秋のお月見に向けて
マクロビアン薬剤師
秋のお月見に向けて
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
本日は
旧暦葉月十日
秋分
雷乃収声
西暦2020年9月26日
一粒万倍日
不成就日
昨日で彼岸も明けて、本格的な秋に入りました。
朝、晩はだいぶ涼しく過ごしやすくなり、夜も眠りやすくなっています。
来週で9月も終わり、
10月1日には、中秋の名月 芋名月です。
『芋名月』は旧暦の8月(葉月)の15日の『お月見』ことを言います。
『十五夜』の方が、有名でピンとくるかもしれません。
芋名月とは十五夜のことでどちらも同じ日のことを言っているのですが、十五夜のほうが一般的に広まっています。
『十五夜』というのは、中国や韓国や香港、台湾などアジア地域でに広まっている文化で、
日本には平安時代頃に中国から渡ってきたと言われています。
この日は地域によって多少違いはありますが、一般的には月が見える場所に『すすき』を飾ります。
子供の頃住んでいた『立川』市内には、自然に『すすき』が生息している場所があり、
取りに行ったのを良く憶えています。
◎お月見団子
◎里芋またはさつまいも
◎枝豆
◎栗
これらの食べ物と合わせてお酒をお供えして、月を愛でる日が『芋名月』ということです。
秋の収穫時期ということもあって、古き昔からから収穫への感謝や豊作祈願の意味を込めて、
『芋』をお供えするようになっていたようで、
そこから『芋名月』と呼ばれるようになっていったようです。
『豆』や『栗』もお供え物としているのは『十三夜』
ですので、この日は「栗名月」や「豆名月」とは呼ばずに、
『十五夜』の日は『芋名月』と呼ばれます。
『芋』は、
じゃがいも、さといも、やまのいも、さつまいもと、
秋の養生食にも、酸味、甘味をとる食材としても大切です。
今年の十五夜はそんなお芋を使ったお料理を準備するのはいかがでしょうか?