虫の日〜環境の日〜蟷螂生
西暦2022年6月6日(月)
旧暦皐月八日
芒種
蟷螂生(かまきりしょうず)
季節はまた巡り、暦の上での夏の前半最後の二十四節気『芒種』
七十二候は『蟷螂生』(かまきりしょうず)、
蟷螂(かまきり)が生まれる頃となりました。
秋に生みつけられたひとつの卵鞘(らんしょう)から生まれるかまきりは200匹ほど。
その内、成虫して生き延びるのは2、3匹だそう。
生まれたてのかまきりは、アリに食べられてしまうほど弱い存在ですが、
成長とともに肉食昆虫の中でもトップに近い存在になり、
食べられる側から食べる側に回ります。
害虫であるアブラムシやダニなどを食べて、農作物を守ってくれるかまきりは、
畑や菜園においては益虫。
農家にとってとてもありがたい存在。
かまきりの卵鞘を大切のする農家さんもいらっしゃるそうです。
ところで、かまきりは『拝み虫』とも呼ばれているそうで、
英語でも『praying mantis』(祈り虫)というそうです。
はえやかまきりに限らず、
小さな昆虫たちは前足で器用に触覚を拭いたり、手足についた汚れをとる仕草をしていて、
その生きるために必要な行為の仕草が、拝む(祈る)姿に見え、
小さな命にも目を向け、大切にしようという気持ちにさせられます。
6月4日は虫の日
6月5日は環境の日
そして今日
6月6日は
七十二候の『蟷螂生』かまきりしょうず。
地球上が草花で覆われていることを考える時、
それは昆虫たちと草花が長い時間をかけて進化し、築き上げてきた、共存共栄の結果と思わざるを得ません。
わたしたち人間は、ただその恩恵を受けてその中で生かされているという立ち位置。
改めて、母なる地球に感謝をしたいと思います。
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