姿勢の悪さは万病の元
姿勢が悪いと肩こりや腰痛等、様々なトラブルが起こってきます。
姿勢が悪くなってしまう理由|体に及ぼす悪影響|姿勢を正すポイントをまとめてみます。
なぜ姿勢が悪くなるのか
背骨にもたれかかってお腹を突き出すようになっていたり(反り腰)
猫背になっていたりしませんか?
このような姿勢は筋肉が強張ったり、神経や血管を圧迫して体に負担がかかってしまいます。
自分が「楽」だと感じている姿勢が体にとって「楽なポジション」とは限りません。
脳が「悪い姿勢の方が楽」だと感じてしまっているのです。
良い姿勢を保つためには、筋肉をきちんと働かせる必要がありますが
日々の生活習慣で「よく使う筋肉」「使えていない筋肉」があります。
姿勢が崩れている人はこの筋肉のバランスが偏っています。
日常から筋肉を適切に働かせるように気をつけることが良い姿勢への第一歩となります。
姿勢が悪いと起こること
慢性痛(首・肩・背中・腰など)
首・肩・背中・腰に過剰な負担をかけ筋肉を強張らせたり、
運動不足による筋力の弱まりなどによって慢性的な痛みや凝りを引き起こします。
デスクワーク等ずっと同じ姿勢を取り続けることが原因の一つなので、同じ姿勢が長く続かないように意識的に肩を動かしたり、立ち上がって歩いてみたりしてみましょう。
頭痛
首や筋肉が緊張して血流が悪くなり、周囲の神経が刺激されたり酸素供給が不足することで緊張型頭痛が引き起こされます。
緊張型頭痛は、ストレッチやマッサージなどで肩や首の血行を良くすることも有効です。
関節の変形や異常
長期的に悪い姿勢が続くと関節の変形や悪い姿勢が定着し、体型や動作に影響を与えます。
関節に負担がかかることで関節炎のリスクも高まります。
例:ストレートネック
頭が前に突き出た姿勢を長時間続けると首の自然なカーブが失われ、ストレートネックと呼ばれる状態になります。
これにより首や肩の凝りや痛み、頭痛を引き起こすことがあります。
呼吸・内臓・代謝機能の低下
呼吸機能
反り腰や猫背の姿勢は胸を圧迫して肺が十分に拡張できなくなります。
結果、呼吸が浅くなり酸素の取り込みが制限されてしまいます。内臓機能
猫背や反り腰などの場合、内臓を上から押さえつけられ本来の位置から下にズレてしまいます。
胃や腸などの臓器の働きを妨げ、食後のむかつき|消化不良|便秘といった消化器系の問題が起こる可能性があります。代謝機能
立ったり座ったりしているだけでもエネルギーを消費しています。
しかし、適切な姿勢でないとエネルギーの消費量が落ちてしまい、代謝が悪く脂肪も蓄積しやすくなります。
自律神経の乱れ
内臓や神経系にも影響を与え自律神経が乱れやすくなります。
倦怠感|不眠|胃腸の不調など、さまざまな全身的な症状が現れます。
集中力の低下
血液循環が悪くなり、脳への酸素供給が減少し集中力や認知機能が低下します。
疲労
過剰な筋肉の使い方をすることで疲労感が増し、筋肉の緊張が続くと全身の疲労が蓄積します。
血行不良・むくみ
長時間同じ姿勢だったり姿勢が悪いと、血流が阻害され脚などむくみやすくなります。
自信や精神状態へ影響
姿勢はメンタルにも影響します。
猫背や縮こまった姿勢は気分を暗くしたり自信を失わせたりします。
逆に良い姿勢を維持することでポジティブな気分や自信を高める効果があると言われています。
↓姿勢を改善すると
姿勢を正すポイント
正しい姿勢は立っている時だけではありません。
直立不動な時間はそう長くないですよね。
立っている時だけ良い姿勢を目指すのではなく、座っている時、歩いている時、何か動作をする時、その時々で適切な良い姿勢を保つ意識が大切です。
立っている時
正しい立ち方の目安は、耳・肩・骨盤の横・膝・くるぶしが一直線に並ぶ位置。
腰は反り過ぎず、ほどよく湾曲します。
股関節と膝の関節はピンと張らずに緩めて立つようにしましょう。
座っている時
「坐骨」を意識してみましょう。
(骨盤の底にある骨。座った時にお尻の下に手を入れると触れます)
坐骨が立つように座ります。
坐骨を立てるように座ると背もたれがなくても楽に座れるようになります。
歩いている時
体幹の安定が重要になります。
背骨をまっすぐに、頭を糸で真上に引っ張られているような感覚を意識してみましょう。
どんな時も骨盤が床と垂直を保つように意識すると軸が安定しやすくなります。
意識で姿勢は改善できる
姿勢は生まれつきなものではありません。
成長するにつれて生活習慣の中で身体の使い方の癖が出てきます。
自分が引き起こした姿勢習慣病と言えます。
良い姿勢を意識することで問題を改善できたり予防でき、健康的な生活を送ることができるので、ポイントを意識しながら過ごしてみてください^^
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