春旅🌸日記 D4 in 土浦 2021/12/6

前日の夜、土浦駅の改札口から見えたのは、
"ようこそ サイクリングのまち　土浦へ"
と掲げられた横断幕。
駅や案内所、ホテルなどで自転車を借りられるところがたくさんあるようだ。
私が泊まったホテル"ベルズイン土浦"は駅から徒歩5分かからないところで、一泊5700円のとても綺麗なビジネスホテル。自転車も24時間借りられるようで、とてもよかった。

朝はドリップコーヒーを飲み、前日道の駅で買った茨城県産プチトマトを食べた。
窓から見えるのは、厚い雲に覆われた空。
どうか雨が降りませんように…。
自転車で春馬くんの故郷、土浦を少しだけ散策した。

昨晩通った改札口　土浦駅

土浦　真鍋地区　

🚲真鍋のサクラ〜鹿島神社〜八坂神社〜
亀城公園

新川橋を渡った後、大通りから一つ入った静かなまっすぐに続く道路は"真鍋宿通り"と表示があった。道の両側に木造2階建の横長い宿屋のような建物が少し残っている。緩やかな坂道を登り切ったところは国道125号線とつながり、右折すると、国の重要文化財に指定されてる旧制土浦中学校本館のある、県立高校の裏手にでた。高校の敷地内にある旧制土浦中学校は、毎週第2土曜日に見学できるそうだ。
小学校、そして中学校も隣接している。

この小学校の校庭の桜の木は樹齢100年を越す県指定の天然記念物、ソメイヨシノ"真鍋のサクラ"と呼ばれ、桜をみるために多くの人が訪れるようで、開花時は校門を開放されるようです。
まだ登校前の時間で小学校はとても静かだった。

小学校のすぐ隣の鹿島神社に着くと、さっきまで雲で覆われていた空に大きく風が吹いた。
私はとっても嬉しくていつものように空の写真ばかり撮っていた。

小、中、高校が隣接している真鍋地区の通学路を自転車でぐるっと周っていたら、月曜日の登校時間と重なってしまった。
小学生、中学生、高校生が短時間で一気に登校するんですね。安全旗で誘導している地域のおじさんや校門前で挨拶している先生方が子供たちの安全を見守っていた。


すぐ近くに八坂神社があり、自転車をとめて参拝した。境内に鳥の声が響いてた。

八坂神社

新川〜鹿島神社〜亀城公園
季節ごとに変わる風景をいつか見たい♡

土浦市の花は、桜🌸
街のあちらこちらに、桜の木があり、春になると街全体が満開の桜でピンク色になるんだろう。
新川には200本の桜並木が続いている。
新川橋からみえる桜は水面に映ってすごくきれいだろうな。

春は入学卒業シーズン、そして年度末の忙しい時期で旅行はできないかもしれないけれど、
いつかの春は土浦で桜を見てみたいな。(夢)

まちかど蔵 大徳

亀城公園前の旧水戸街道は、風情のある建物が点在していて、その一角のまちあるきのアンテナショップの『まちかど蔵 大徳』は、江戸時代末期に造られた呉服店の見世蔵、袖蔵、元蔵、向蔵の4棟を改修した建物で、観光案内所やおみやげ販売コーナーがある。

9時オープン前に、フライングしてしまったが、「どうぞ、ご自由に入ってください！」と、気持ちよく歓迎してくれた。

たくさん飾られた情報案内やサインが書かれた色紙の中に、17歳の時の春馬くんのサインも飾られていた。サインやポスターの写真を撮っていると、
「2階もその奥も自由なので上がってゆっくりしていってくださいね」
月曜日の朝は、観光客が誰もいなかった。
階段を上ると、広々とした床板の広間、奥の和室は朝の光でとても明るい空間だった。


2階は、日本製のインタビュー時の写真に雰囲気に似ている！
そうかもしれないし、違うかもしれない!
(東京で出会った春友さんも是非2階の奥へあがってねと教えてくれたし。)

まちかど蔵大徳の2階

スタッフの方に聞いてみたら、奥の裏手のお庭でも撮影してたような感じの話をされた。
早速、土間を通って裏に出た。
秋色の風情のある小さな庭だった。

まちかど蔵　大徳の裏庭

違うかもしれないし…そうかもしれない。
雰囲気はとてもとても似てる！でも違うかな。
日本製に掲載されてる写真の井戸がない！
この近くなのかな？もっと裏？隣⁇…

「日本製」には47都道府県を訪ねた後のインタビュー記事がある。表紙の藍染のデニムシャツを着ている写真やインタビューの素敵な和装姿の春馬くんの写真は、京都かどこかの撮影だと思っていたけど、もし、ここ土浦だとしたら、私はそれだけでとても嬉しくて、涙がでるほど感動する。
春馬くんがどんなに故郷を好きだったかは、春馬くんの今までの言葉を読んでいるとすぐわかる。
日本全国まわった後に選んだ場所。
どこがいいのかを考えてる姿を想像するだけで感動する。。
(きっとこの辺りのどこかだといいなと、想像は膨らむ一方です)

セントラルシネマ土浦で

映画「森の学校」

霊長類学の世界的権威、河合雅雄さんが自らの少年期を綴った著書「少年動物誌」を西垣監督が映画化。
昭和10年代の豊かな自然に恵まれた丹波篠山を舞台に、自然や動物とふれあいのびのびと育つ子供たちの日常を通して、生き物の命や家族の絆、森の大切さを描いている作品。
主人公の雅男(マト・三浦春馬10歳)は、好奇心旺盛な動物好きの子供らしい6人兄弟の三男坊♡

ここセントラルシネマ土浦で、真っ直ぐな瞳で生き生きと駆け回る春馬少年に逢いに行った。



その日は観客は5名、そのうち初めて来館したのは私一人で、映画が始まる前に寺内館長さんが待合室の写真パネルやポスターなどを一つ一つ説明して案内してくれた。
受付窓口のところに飾られてる写真たての春馬くんはアクターズスクール時代中学1年生で、この辺り全部が彼らの遊び場で、春馬くんはここで映画を観ることはなかったけれど、広い館内まわりを走り回ってよく叱られていたヤンチャだったと！
(やっぱり元気いっぱいな少年時代♡)


ほかにも映画作品ごとのコーナーや、監督さんから借りてきている写真パネルもあり、広い空間にたくさん資料や写真が飾られていた。

2002年公開時、12歳の時にここ、セントラルシネマ土浦で「森の学校」の舞台挨拶をした場所。
2008年の土浦映画まつりで上映された時のポスターの真ん中のイラストは、「たぶん」の写真集の春馬くんにそっくりですね。(そうなのかな⁉︎)
映画まつりの詳細な資料などもたくさん展示されていた。

受付窓口で飾られてるお茶目な少年の姿♡

「森の学校」撮影風景
(西垣監督からお借りしたパネルあり)
&
「キャプテンハーロック」ヴェネチア国際映画祭

天外者

「東京公園」&「真夜中の五分前」

2002年公開の「森の学校」は、昨年全国で再上映されるようになり、私は福岡の映画館に何度か足を運んでいた。でも、この場所で鑑賞できることは、やっぱり特別であり、作品も感動する上にとても感慨深い。
元気いっぱいに駆けまわる春馬少年の姿は、私の目には最近の姿と少しも変わらないように映る♡

映画のサントラを今までなかなか買えずにいたけど、ここで購入した。
「森の学校」の音楽収録場所は、"カペラ ・サンクトペテルブルク交響楽団"にて収録。
主題歌で奏でられているバイオリンは、あのストラディバリウス✨とても美しい音色と作品のイメージがぴったりで良いなぁと今さらながら思う。

館内の一つ一つの写真をずっと見ていると、スタッフの女性の方が春馬くんがここに来てたときのことを色々と話してくれた。

春馬くんがサインをしているのは、"日本PTA全国協議会特別推薦"の文字が入っていない当時のフライヤーだそう。
アミューズに入ってからは、サインも写真も(ダメ⁇で)なかなか簡単ではなかったようで、ご自身のスマホに入ってる春馬くんとの写真なども見せてくれて、感慨深い時が流れました。
映画「クローズゼロⅡ」の撮影時(春馬くんの出番はなかった時)に、館長さんにご挨拶に来られたときのサインや写真のこと、その時春馬くんは時間が少しあると上のスポーツジムでトレーニングしていたことや、今年の4月5日の春馬くんの誕生日の上映会では、春馬くんのことを昔からよく知ってるお友達が「春馬くんは苺が好きだったから」と、いちごの大きなケーキを作ってくれて、映画館でみんなでお祝いしたと写真をみて話してくれました。
(春馬くんは幸せ者だね♡)

春馬くんが土浦出身だから、森の学校を上演しているのではなく、ここが最初に上映された場所で監督や配給会社などいろんな繋がりがあったから今も上映できているというのは初めて知った。
ここから俳優三浦春馬は始まったんですね！
だから春馬くん自身、マト(春馬少年)をずっと大事にしていたんでしょうか。


土浦映画祭のことや他色々とたくさん話して頂いたのに、胸もいっぱいで頭の中からも溢れ出してたようで、半分くらいしか覚えていない…。

帰り際に、「つちうらロケ地マップ」のリーフレットや土浦情報などがたくさん書かれた冊子の入った袋を持ってきて下さり、おかげで笑顔でここを去ることができた。
(心の中では嬉しくて泣きそうだったけど)

ファンからのメッセージの大きな桜の木も3本目になっていて、私が1年前に送った桜メッセージも見つけた！一人一枚と律儀に守ったけど、今回新しくメッセージを書いて貼ればよかったなぁー、なんて後から思った。写真は1本目2本目だけで、3本目の桜の写真をとるのも忘れていた、ah)

みんなで想いを届けた満開の桜🌸

この日も「森の学校」上映後に、「アイネクライネナハトムジーク」「天外者」と引き続き、春馬座長の作品が上映されていて、もし時間があったらもっと観たかったなと思った。

ここは、春馬くんのファンがいつ来ても大丈夫なように必ず上映を続けていきますと、俳優三浦春馬をずっとかわらず応援してくれてる、心から温かい場所だった。

名残惜しく再び、自転車🚲　

早朝に参拝した、八坂神社と鹿島神社の御朱印がやっぱり欲しい！
諦めの悪い私は、もう一度、まちかど蔵大徳さんを訪問。スタッフの女性は笑って迎えてくれました！
今度はまちかど蔵さんの自転車で再び、今朝覚えたての道を悠々と自転車をこぎ、八坂神社で八坂、鹿島神社の両神社の御朱印を頂けました！(記念に)

土浦では、どうも地に足がついてなかったような感覚で、背中を押されるように進み、色んな時代や出来事に会えたような、とても懐かしく、嬉しいような時間が流れた。
今朝の登校時に見かけた子供たちのように、学校に行ったり友達と遊んだり、楽しかったり叱られたり、習い事に通ったり、家族や友達と当たり前に過ごした日々がここに刻まれていた、そう思えたことがよかった。
少しだけ想像できたこともよかった。

そういえば、
念願の土浦の蓮根が食べられずに残念。
まちかど蔵大徳さんで「土浦の花火の歴史」の常設展示を見る事もすっかりと忘れてしまっていたし、それにまだまだ行きたいところがたくさんある。真鍋の桜も土浦の桜も、夏の土浦花火大会もみてみたい。茨城県大子町の那須楮で作られる和紙を訪ねる日本製の旅もしたい。どの山が筑波山かが分からなかったし、日本で2番目に大きな霞ヶ浦の湖畔もサイクリングしたい。蓮の大きな葉や綺麗な花もみたい。茨城県でのロケ地や美味しい食事処も行きたい！
今度はもっともっと広範囲にサイクリングできるといいなぁ。

名残惜しいけれど、またね。

土浦蓮根カレーと土浦小町そばを購入。
沢山の情報誌やマップなど頂いたもの。

栃木県足利市へ

常磐線と両毛線に乗り、17時35分に足利市駅に到着した。
タクシーに乗ると、渡瀬川にかかる大きな橋は渋滞でなかなか進まず、ワンメーターで行くところ1100円もかかったが、タクシーの運転手さんの北海道での珍道中の旅の話は面白かった。はずなのに、何の話だったっけ？思い出せない…、笑。


今まで泊まったビジネスホテルよりも少し古い老舗旅館のような雰囲気のある、"ホテルわかさ"に宿泊。朝食付きで4620円。
ロビーに備えていたウェルカムコーヒーは超がつくほど絶品。思わず笑みがこぼれた。
コーヒー豆を挽く時の音、香りそして味もとっても美味しくて、ここに来てよかったと思った。
コーヒーのおかげで到着した時の旅の疲れが身体から抜けていった。

そういえば朝からコーヒーとプチトマトしか食べていなかった…。
外に食べに行こうと思いながら、LINEやTwitterを見ていたり、片付けたり、TVをみてダラダラしたりとあっというまに時間が経ってしまった。外気温も一桁でとても寒い。
明日の昼はもう羽田空港に出発するので、荷物の整理もして早めに休んだ。早めといってもいつも通り12時をすぎていた。
窓の外は雨が降っている音がした。

＊＊＊


見た景色は、とても鮮明に覚えていることの方が多くて、写真に撮っていなかったなと後悔するものもたくさんある。書きとめてメモに残すことがなかなか出来なかったので、頑張ってメモに残しておくんだったと少しだけ反省。

"土浦古絵図"のリーフレットを見てみると、私が
自転車で二度往復していた道路は、濃いオレンジ色の道路で、そこは江戸時代の水戸街道だった。
真鍋口(北門)跡のS字形馬出し跡と地図で描かれた所は、特徴のある形をした道路だと思って自転車に乗ってすぅーすぅーっと気持ちよく走れたところ。
出発前は考えもしなかった、"水戸"という場所に何度も引き寄せられたような旅だった。

土浦古絵図

拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございます。