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夏に食べたい涼やかな和菓子

梅雨入りも近付き、暑くなってきたこの頃。
見た目に涼やかな和菓子、冷やして食べたい和菓子など、私が夏に食べたい和菓子をご紹介します。

夏に食べたい和菓子

涼嗜シリーズ 黄橘(きだち)

御菓子処 泉寿庵(兵庫県宝塚市)

以前お茶のお稽古で出していただきました。
葛のぷるぷるとした食感と柚子の香りが爽やかなお菓子です。
器ごと冷やしておくと更に美味しくいただけます。
4月〜9月頃の夏季限定の商品です。

笹ほたる

紫野和久傳(京都府)

京都の料亭 和久傳が、その味をおもたせとして販売する紫野和久傳の和菓子。
ホームページによると、

ふわりと光るほたるの明かり。 夏の夕べの笹に集う野辺のほたる狩りに見立てた羊羹。 白小豆の抹茶餡の深い味わいと、 香り高いほうじ茶の琥珀羹との取り合わせをお楽しみください。

紫野和久傳HP

濃い抹茶色の羊羹の中に浮かぶ琥珀色の丸を蛍に見立てた、この時期らしいお菓子。目にも楽しい羊羹です。

満天

彩雲堂(島根県松江市)

夏の夜空いっぱいにきらめく星を小豆羹と錦玉羹の棹菓子に写した夏の限定品です。
涼やかな淡い瑠璃色に浮かぶ星々と、流れるような雲を描いて夜空の世界を表現しています。

彩雲堂HP

夏になるとお稽古で出していただくお菓子です。
きれいなブルーと小豆羹の茶色の対比、星をイメージした金箔・銀箔。食べるのがもったいないくらい美しいお菓子です。
こちらも6月から8月上旬まで夏季限定です。

レースかん

大極殿本舗(京都府京都市)

レモンの輪切りをレース模様に見立てたというお菓子。
見た目からして「THE!爽やか」という感じですが、食べてもレモンの香りが口いっぱいに広がり、涼を感じさせてくれます。
ホームページにあるように冷やして食べるのがおすすめ。
こちらも5月中頃から9月初旬頃までの季節限定商品です。

季節の薄氷「蛍」

五郎丸屋(富山県)

富山県にある五郎丸屋さんの「季節の薄氷」シリーズ夏バージョン。
以前冬の「雪うさぎ」は紹介したことがありますが、夏は「蛍」です。
水辺をイメージしたブルーに黄色い蛍が映えます。
口に入れると溶けていく薄氷が、成虫になると1週間で寿命が尽きてしまう蛍の儚さを思わせます。

琥珀糖 紫陽花

越乃雪本舗大和屋(新潟県長岡市)

1778年創業の越乃雪本舗大和屋さん。
琥珀糖(寒天に砂糖と色素を加え、乾燥させて固めた和菓子)を発売する和菓子屋さんは数多くありますが、越乃雪本舗さんは色とりどりの紫陽花の形に仕上げています。
外側はシャリシャリしているのに、中はやわらかい、その食感の違いが楽しいお菓子です。


他にも、夏の定番 葛餅や水羊羹、わらび餅など、たくさんお薦めしたいお菓子はありますが、ひとまず今回はこの辺りで。

ちなみに、6月16日は「和菓子の日」らしいです。
和菓子好きな方はもちろん、普段はあまり食べないという方も、この日ばかりは和菓子を楽しんでみませんか。


ヘッダーの写真は以前京都の笹屋伊織さんで発売されていた檸檬羹です。美味しかったんですけど、今は販売してなさそうです😔

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