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語学オタクのアラ還主婦のディープな奈良旅〜2日目 お昼まで〜

こんにちは。にわか奈良オタクになったGerryです。

今回はちょっとディープな奈良旅を楽しんでいます。

昨日は正倉院展を楽しみました。せっかくなので正倉を見ておこうと思います。
頭の中がすっかり正倉です。

え?正倉って見られるの?


正倉院正倉

実物が見られるんですよ。

東大寺の敷地の外れに建っています。

ちょっと暗くて分かりづらいのですが、高床式校倉造り!

案外知られていませんが、平日だけ外から見ることができます。ここは元々が聖武天皇のご愛用品を納めていたところで、代々天皇の勅命がないと開けられない場所です。なのでこの敷地だけは宮内庁の管轄で、皇宮警察が警備をしています。

正倉を割と近い距離で眺めることができます。見事な校倉造あぜくらつくり。歴史の教科書で習いましたね。覚えてます?

天皇の命令がないと開けられなかったこと、高床式であること、害獣の侵入を防いでいたこと、唐櫃からびつと呼ばれる入れ物に入っていたことなどの要因が重なり合って1300年近くもの間宝物が守られてきたそうです。空調なんてない時代です。盗まれなかったってのもすごいです。よくぞ残っていてくれました。

モノはなくても知恵と工夫でなんとかなるもんです。人間ってすごいや。

火事や地震の被害にも遭わなかったんですよ。めちゃめちゃ運がよかったんですね。

当然ですがこの正倉は現在は使われていません。新たに作られた宝物庫に宝物が収納されています。このまま収蔵庫として使えそうですけどね。あ、でもこれだけ温暖化が進んでいると無理か・・・。湿気のせいで中のものがカビちゃいそうです。

さて、正倉の外を満喫した後は、指図堂さしずどうというお堂へ向かいます。

写仏体験

いつぞや京都に行った時に写経をしてきました。ここ東大寺では指図堂にて写経をすることができますが、写仏しゃぶつも可能とのこと。

指図堂です ここも由緒ある建物ですよ

しゃぶつ?

仏様の絵を写すのが写仏。色まで塗りますよ。

取説を一生懸命読んでいるGerryです

写経同様、お手本となる絵を下に敷いて筆ペンで輪郭をなぞります。仏様の衣がややこしい・・・。簡単そうなやつを選んだはずなのに。ドレープの部分がうまくなぞれない。あぁ、絵心がないってこういう時にも困るんだ・・・。ハァァ。

なんとか輪郭をなぞりました

まぁ、上手下手は問題ないので自分のペースでどんどんなぞります。大事なのは心を無にして、仏様と一体になること。うん、そーだそーだ。

輪郭をなぞり終えたら彩色です。水彩絵の具があるので自由に色をつけていきます。お手本通りでなくてもいいと言われましたが、やはり絵心がないのでお手本に従います。

ですが、思い通りの色が出せない・・・。

お手本のような色にしたくてもできない!思ってたのと違う!!

心穏やかに・・・というわけにもいかなかったのですが、なんとか終了。
心願成就、家内安全などのお願い事と、日付、住所氏名を筆書きして提出します。

左側がお手本
私のは墨が滲んじゃってます

この絵は東大寺の大仏様の胎内に、5年間納めていただけるんです。なんか、こう、東大寺の大仏様とご縁を結べたような、そんな気持ちになりますね。

ありがたい。Thank you. Merci. Grazie. 
いい体験をしました。

清々しい気持ちで指図堂を後にしました。

茶粥再び

奈良といえば茶粥です。前回の奈良旅で食べた茶粥が美味しかったので、今回も行きました。毎月具材が変わるので毎月通いたいくらい。聞けば11ヶ月通い詰めると1食タダにしてくれるサービスやってるそうです。茶粥スタンプラリーか・・・。
ちょっと魅力だわね。

11月はキノコの茶粥
奈良漬ともよく合います
卵焼きがとっても美しい

さぁ、ここは春日大社の敷地ですからね。食事の後は春日大社周辺をぶらぶらしますよ。

次回は午後からのお話です。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。


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