父親の背中で見てきた商売とは
こんにちは!aRの三好です。 今日は私の父について少しだけお話します! 私の父親は現在69歳。 今も現役で広島県の田舎で中華料理屋を営んでいます。 24歳で開業し、祖父母と母とで お店を切り盛りしていました。
実は、幼い頃 実家が自営ということが物凄く嫌でした。 同級生から「ラーメン屋」と冷やかされ… 中華料理屋によくある 油っぽさとかお店も小綺麗な雰囲気ではないので イメージも相まって、とにかく苦手でした。 「なんでお父さんはサラリーマンじゃないんだ!」 「せめて洋食とかお洒落なのが良かった」など 小学生の頃はずっと 「サラリーマンの家に生まれた私」を 妄想していました。
サラリーマン家庭ではきっと経験できなかったこと
ただ、いま思い返せばその家庭環境で育ったことは この上なく貴重で有難かったと思っています。
例えば
・小学生の頃からお店でお皿洗いして お小遣いを稼いでいたこと
・祖父の出前についていき病院の看護師さんから お菓子を貰っていた経験 →夜勤の看護師さんからの出前ニーズを体感
・「お店にいる時はニコニコしとき」という祖母からの教育
・3人の子どもを連れて お店と家とを行き来する母 →隙間時間でママ劇団作ったり、母も色々と動きまくってました。
私は高校の頃はホールにも時々出ていたので 生ビールを注いだり、飲み物のオーダーがあると (利益率は意識しなくとも) 「お父さんが動かなくてもお金が貰える!ラッキー!」 と、肌感覚で嬉しかったり。
「2Lの烏龍茶で何杯とれるか」真剣に考えたり 地元の消防団が来てくれる日の売り上げを 計算しては父に喜んで報告したり…。
今となっては、それは商売そのもので その環境で育ったことに いまは感謝しかないです! 何より、真夏も火のそばで 汗だくになりながら鍋を振る父を 横から見つづけられたことは 何にも変え難い「稼ぐ」を感じる体験でした。
父も母も商売の大変さをわかっている分 子どもたちには安定を求めており 私も40歳になるまで組織で働きました。 自分が自営をする日がくるなんて 思ってもなかったですが、これからが私の番! 活き活きと働く姿を子どもたちにも見てもらいたい。 稼ぐ背中を見せてくれた父と家族に感謝し これからの自分の仕事へのエールに 変えていきます。