文字を持たなかった昭和441 おしゃれ(27) 小休止、および「おしゃれ」項目一覧

 昭和の鹿児島の農村を舞台に、昭和5(1930)年生まれのミヨ子(母)の来し方を軸にして庶民の暮らしぶりを綴っている。これまでは、ミヨ子の生い立ち、嫁ぎ先の農家(わたしの生家)での生活や農作業、たまに季節の行事などについて述べてきた。

 趣向を変えおしゃれをテーマにすることにして、ふだん着、よそ行き、着物類、おしゃれについて語るとき欠かせないであろう髪、など26項に分けて書いた〈189〉。それぞれ概ね昭和40年代後半から50年代前半のことだ。

 ふと思いついて書き始めたミヨ子の「おしゃれ」についてだが、思いがけずさまざまなエピソードがある。できる限り拾ってきたが、まだ書けそうな材料が残っている。

 ただ、せんだって帰省しミヨ子と過ごした際のできごとを忘れてしまわないうちに書きとめておきたくなった。

 そこで「おしゃれ」についてはいったん小休止としたい。続きはまた適当なタイミングで再開することしよう。

〈189〉「おしゃれ」の項目一覧は以下のとおり。
(1)体型、風貌
*ふだん着・作業着類
(2)モンペ、(3)トップ、(4)足元、(5)姉さんかぶり、(6)農作業用帽子、(7)帽子は「気狂わしか」
*どちらかというとよそ行き
(8)「毛糸」、(9)チョッキ、(10)カーディガン、(11)ブラウス、(12)緑のスカート
*よそ行き服にまつわる思い出
(13)スカートの裾、(14)身につけていたものの記憶、(15)ちょっとだけよそ行き、(16)お遊戯のおかあさんたち
*下着類
(17)下着(シミーズ)、(18)下着(ブラジャー)
*着物
(19)着物、(20)浴衣
*髪に関すること
(21)ヘアケア、(22)ヘアスタイル、(23)パーマ屋さん、(24)続・パーマ屋さん、(25)毛染め、(26)パーマ屋さん余話


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