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第5回宮崎本大賞決選の時と、宮崎本大賞の「名称変更」について

2023年10月10日23:59をもちまして、第5回宮崎本大賞の決選投票募集を締め切ります!

📚第5回宮崎本大賞、決選はいま!

実行委員長に小宮山剛が就任してから、慌ただしくも「好きなページはありますか。」のことばに忠実であれ!・・・と、走ってきました。

↑もう一度「宮崎本大賞ってなんだ?」と考えてみたり。

↑悲しいできごとがありながらも「きっかけを生む」ことに心燃やしたり。

第5回宮崎本大賞を椎葉村図書館「ぶん文Bun」で飾ってみた

そんな第5回宮崎本大賞も、いよいよ決選投票の締め切りです。5選の素晴らしい候補作から、大賞が選ばれようとしています。

ここでもう一度、候補作のことや選考に関する心構えをおさらいしておきましょう。

🖊第5回宮崎本大賞候補作5選

・垣谷美雨『うちの父が運転をやめません』(角川文庫)
・杉井 光『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮文庫)
・夏木志朋『二木先生』(ポプラ文庫)
・夏川草介『本を守ろうとする猫の話』(小学館文庫)
・小川 糸『ライオンのおやつ』(ポプラ文庫)

https://x.com/miyazakibon/status/1699664470925332987?s=20

🖊第5回宮崎本大賞決選投票の心構え

  • 第5回宮崎本大賞の候補5作について御吟味のうえ、Google Formから決選投票をお願いします。

  • 「宮崎」や「売上」に関係なく「好き」な作品をお選びください。

  • 投票権は1度ずつ、個人にあります。(組織投票ではありません)

  • ご所属とご氏名は入力必須とします。(公開不可の指定も可能です)

  • 投票期間は2023年10月10日23:59までといたします。

  • 書店、図書館、古書店、学校など本に関する店舗や施設等にお勤めの方、その関係者様はご投票いただくことができます。「宮崎の本好き」みんなで最推し作品を決定しましょう。

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「誰が投票できるのか?」ということについては、かなり悩みました。

宮崎の本好きたちがつくり、宮崎の未来を文化的に革命する大賞。そんなことを謳いながら「書店員」や「図書館員」に投票者を限定していいわけがない。でも、やたらめったら投票を呼び掛けたら、その時には大賞自体の「質」が問われてしまう。

「さすが本好きだぜ」と思っていただきながら、もっともっと多くの本好きな皆さまに気持ちよくご参加いただくためにはどうしたらいいのだろう?

実行委員のなかでも議論がありながら、結果として僕たちの出した答えは「クローズドな営業活動(投票呼びかけ)を頑張って投票者さんを増やしながら、ルール自体は良い意味であいまいでゆるやかに仲間を募るものにしよう」というものでした。
(SNSにおけるDM等を通じて投票にご協力いただけた方もいらっしゃいます!)

書店、図書館、学校、本に関係する仕事をしている人、本が好きな人、宮崎に住んでなくても・・・あ~いいよね、住んでるかどうかはどうでもいいよね。だって宮崎に住んでいるかどうかは、本質的に本好きかどうかに全く関係ないんだもの!

そんなわけで投票者さんの呼びかけを「本が好きで、宮崎に縁がある人」という、あってないような規則のもと行いました。

その甲斐あってか、宮崎県外の方からも「宮崎本大賞を応援してやるぞ!」というご投票をいただきました。この場をもって、大きく深謝いたします。皆さまの一票一票が、第6回・第7回と続いていくであろう宮崎本大賞の「より広く堅い本好きさんの輪」につながっていくはずです。

・・・なにより、今回は最後の最後まで接戦なのです。今まさに時刻は10月10日の0:25なのですが、どの作品が大賞となるかわからない。

僕たちは別に「レース」「決戦」を仕切っているつもりはないんだけれど、日々変わりゆく一位作品の入れ替わりを目にするのはなんだか胸を熱くさせるものがありました。

「推し」と「推し」の高めあい。

そんな、数々の本好きさんたちの「好き」に囲まれながら、僕たちは自分たちの問いかけは間違っていなかったのだろうと、ちょっと強く確信しているのです。

好きなページはありますか。

ずっとずっと、問いかけていこう。

・・・そんな気持ちで決選の時をむかえます。

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↑第5回宮崎本大賞の候補作お知らせ等について、県内各所のメディア様と御協業させていただきました!

・エフエム宮崎(JOY FM) 『HYBRID MORNING』様
・UMKテレビ宮崎 『#Link』様
・MRTラジオ 『スイッチ♪音タイム』様

大変ありがとうございます!
(大賞発表の時もお願いいたしますね🙇)

📚宮崎「ほん」なの?宮崎「ぼん」なの?

メディアの話をすると思い返される・・・

ついに、この問題に触れなければならないときがやってきました。

あの、放送では「みやざきぼん たいしょう」ですか?「みやざき ほんたいしょう」ですか?どちらでお呼びすればいいですか?

「宮崎本(ぼん)大賞」って言うからには、宮崎に関係ある本が選ばれるっちゃろ?

だってTwitter(X)のユーザー名は「miyazakibon」なんだから「みやざきぼん」でしょ?

・・・これらすべての御疑念にお答えしなければなりません。

何をいまさら、と思いますよね。

私もそう思います。かたじけない。

🖊すいません、正直僕らもよくわかりませんでした

「みやざきほん」なのか「みやざきぼん」なのか。

生きるべきか、死ぬべきか。

・・・実はこの問題、実行委員の間でも「ぼん」やら「ほん」やらバラバラでした。

本当にお恥ずかぴいかぎりです。

どっちかと言うと「みやぼん」とか「みやざきぼん」とかのほうが言いやすいので「BON派」が多いという感じです。

実行委員長の小宮山剛も、煩悩が多いので「みやざきぼん」とよく言います。

「・・・じゃあ『BON』でいいじゃん」

というと、そうでもないんです。

ややこしい。お恥ずかぴい。。。

本記事の最後の締めとして「なぜ僕たちは『本大賞』にこだわるのか」ということを表明したいと思います。

🖊僕たちは「宮崎発、世界行」

「BON対HON」闘争について、実は第5回宮崎本大賞の期間で徐々に答えを露出させています。たとえば広島本大賞様とのXスペースの際も「’ぼん’なの?’ほん’なの?」という対話がありました。

ちなみに広島本大賞さんは「ひろしまぼん」です。

これは、広島本大賞様が必ず広島にゆかりのある作品・書籍を大賞に選ばれていることからもわかりやすいですね。

「広島本」「大賞」=広島の本について決選する大賞

・・・というわけです。

一方で我々宮崎本大賞はどうなのか?

実は、立ち上げ当初は「BON」だったそうです。しかしそこにどんな意義やフィロソフィーが込められていたのかというと、あまり明らかではなかった。

僕(小宮山剛)が第5回宮崎本大賞の実行委員長に選出されたのは、大賞のリ・ブランディングを任命されたものだと思っています。だからこそ、これまでの宮崎本大賞のnoteでも毎度毎度ブランディングの話をしているわけです。

第5回宮崎本大賞では、再度「BON対HON」闘争に着火しました。そうして(実務的にパスしていかなければならない課題はたくさんあるけれど)時間を設けて、僕たちが冠する「宮崎本大賞」の読み方というアイデンティティを見つめなおしたのです。

とくに「読み方」「呼び方」は、コミュニケーションの重大な要素です。ラジオでも、テレビでも、あるいは文字上のルビでも、そして何より皆さまの脳内で「みやざきぼん」と呼んでいただくのか「みやざきほん」と呼んでいただくのか、そこには大きな違いがあるのです。

どういうことか?先ほどの広島本大賞様の例に倣うと、わかりやすいでしょう。

「宮崎本」「大賞」=宮崎の本について決選する大賞
(みやざきぼん/たいしょう)

「宮崎」「本大賞」=宮崎の地で興る本大賞ムーブメント
(みやざき/ほんたいしょう)

いつかどこかの記事で「僕たちは宮崎の未来を革命する」なんて言っちゃいましたが、この「呼び方」についても同じようなことを思うのです。

僕たちは、宮崎の地で宮崎に関係のある本を選び、あるいは宮崎の作家さん達を応援するために存在する。それが「みやざきぼんたいしょう」だ。

・・・そうしたときに、僕たちは新しい読書の風を宮崎に吹かせられるだろうか?本の魅力を伝えられるだろうか?宮崎との縁やつながりばかりに拘泥して、本の魅力そのものを見失いはしないだろうか?

本気で「好きなページはありますか。」と、問うていけるだろうか?

・・・第5回宮崎本大賞の実行委員で出した答えは「否」である。

「先ず本在りき」であるべきだ。

僕たちの信条である「好きなページはありますか。」という問いかけは、まさに「いろんなしがらみは置いといてさ、いいよこの本」という日常の静かなワンシーンなのだ。そこにはあらゆる累加情報が廃された「好き」だけがふわりと流れ、その連鎖がいつか未来の宮崎を革命するのだ。

「日本一の読書県」

かつて宮崎県が目指した宮崎県が目指すナンバーワンを、僕たちの革命で色濃いものにしていく。そのためには、宮崎発でありながら宮崎だけのことにこだわっていない大賞の在り方が必要だ。

宮崎発、世界行。

そんな大賞をつくり、続けるために。純粋に「好き」を伝えあうために。

僕たちは選択する。

(そして今まで、ほんまにごめんなさい。)

わたしたちは「宮崎本大賞(みやざき ほんたいしょう)」です!

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「Twitter(X)は『miyazakibon』のままやないけオラァ!!」

・・・そんな怒声が聞こえてきそうなのですが、この宣言をしてしばらく期間をおいて、正式にユーザー名を変えようと思います。ややこしくて、まどろっこしくて、はっきりしなくて。14歳の恋みたいに右往左往してすみません。

宮崎本大賞のX(Twitter)は、そのうちにユーザー名が変わります!

・・・だから、今のうちにフォローしておいてくださいね!笑

実際のところ、これまでの大賞作品のどれをとっても「宮崎色」は薄いです。ほぼゼロです。

青山美智子さんの『木曜日にはココアを』でジャカランダの花がカギになっていたとか、直近の第4回宮崎本大賞を受賞された原田ひ香さんの『三千円の使いかた』についても「マンゴー銀行」が出てきたくらいでしょうか。

なので、宮崎本大賞の実態に合わせるという意味でも、どうか一つ「宮崎本大賞(みやざき ほんたいしょう)」にてよろしくお願いいたします。

みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ぼんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう
みやざき ほんたいしょう

(終)

第5回宮崎本大賞
実行委員長
小宮山剛(椎葉村図書館「ぶん文Bun」)


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