ひるがの高原 牧歌の里〜郡上八幡|スナップWS大人の遠足
あれよあれよ、と、、、いつの間にか12月のしっぽが見えてきて、時の流れの早さ、すんごい。。。
ストリートスナップWS有志との大人の遠足からもう二週間も経ってしまった……
写真自体はミスったモノも含めてFB上ですでに参加者には見せているが、一応コチラにも備忘録として。
特に推敲もせずに5000文字くらい書いて写真もバーッと載せているのでご注意を!
本日は、「岐阜駅」→「ひるがの高原 牧歌の里」→「郡上八幡」→「岐阜駅」で帰宅のルート。
道中で話に出たが、確かにもう少し頑張ると飛騨高山、白川郷まで行けちゃうんだが、、、いやいや、岐阜、広い。。。
さて、早朝、自宅を出発!宵っ張りのダメ人間フリーランスにはクリアするのがまずムズカシイ、朝9時のJR岐阜駅集合!
あ、そうそう。実はこの前日までの台風の影響が心配だったが、どうにか晴れた、晴れてくれた。週間天気予報とにらめっこの長い日々だった。。。
名鉄岐阜駅に到着。
集合場所はJR岐阜駅。
歩いて5分ほどの距離。
向かう途中でも
ひとりでも
撮る撮る。
スナップシューターの基本。
バエとかどうでも良くって
気になったら撮る。
まぁこんなんが映える
と思って撮ってるんですけどね。
ちょっとでも気になったら撮る。
だから足が全然進まんのよ。
JR岐阜駅に到着。
一人目と合流しつつ、
ちょいとばらけて集合場所へ移動
マルシェかなんかやってた(寄らない)
ちなみに黄金の織田信長公が目を光らせているので悪いことは出来ません。
ん~~~。。。
JR岐阜駅が鋭意改装中のため
集合場所がよう分からんかった笑
「モスって、、、どこだろう??」
と、バラけてまた合流した参加者の一人と会話していたら、通りかかった心優しきお兄さんがわざわざ立ち止まり振り返って、
「いま改装してるので、ぐるっと回ってアッチですよ!」
と教えてくれた。
ああ、ありがたや。。。
……が、結局一発でたどり着けなかった笑
そんな訳で集合場所までブラブラ歩いていると、「ちょっとアレがコレでして、訳あってお休みします。スミマセン……」と急きょ欠席の予定となってしまった参加者の一人にソックリな姿が視界の右側に入ってくる。
「あー、似てる人もいるもんだ」「あまりにも遠足に行きくて魂だけ岐阜に来たのか」と思って二度見したら本人だった。無事合流し、集合場所へ。
何かもうフツーに遊びに行くだけの感覚だったので、「ンじゃあ今日はアレとコレやりましょうね」とか何にも言えなかった。
「アレを撮れ」「コレを撮れ」とコチラから言ってしまうとソレに引っ張られて他に目が行かなくなってしまう。
「お前の言うモノも撮るけど、言いなりにもなるかいな」と引っ張られずにそこからさらに撮る被写体や範囲を拡げられると良い訓練にはなるのだが。
スケジュールが決まっているのになかなかJR岐阜駅を抜け出せないスナップシューターたち。
今回、旅程やら何やらを全て決めてくれてさらに車も出してくれたリーダーの運転で『ひるがの高原 牧歌の里』へ。
道中は写真関連の動画を流しながら、、、あっという間に到着!
駐車場から牧歌の里に向かうまででも被写体に捕まる捕まる。みんな、好き嫌いせずに撮ってるかな??
食事も写真もバランスよく摂って撮らないとね。
「アレは撮りたくねぇ」「コレはキライ」「ソレは趣味に合わない」とか言って食わず嫌いしている間にも優れた被写体になり得る対象はどんどん通り過ぎて行くのです。。。
という訳で、到着!
短い秋、さらに天気が読みにくいとなると、そらぁスカッと晴れた日には混みますわね。でもみんなが出かけられるってのは良いことだ。リーダーがゲットしてくれたチケットを手に、いざ!
ええ、やっとこさ敷地内ですよ笑
誰にも使われていない記念撮影スポット。宮田も使用せず。
↑を撮っている時に足もと辺りの視界にチロチロと動くナニカ。土や秋の気配に紛れ込んでいたが、これくらいの擬態であればどうにかこうにか見つけられる。
コッチの気配を察して、ピクリとも動かなかった。そらぁそうだね、こんな巨大な生物が見下ろしていたら。驚かせてスマンのう。。。
そうそう。一応、参加者のみんなに見せる作例も撮るんですよ。一応ね。
明るくトばしても撮るし、適正露出も、もちろんアンダーも。露出ひとつだけとってもそうだけど、距離や構図、、、と、撮ってしまえばすべてが正解であり、明確な答えがないから、何を目指すのも自由。
ただ、個人的にはどこか一方だけに偏るのはちょっとモッタイナイかな、と思ったり思わなかったり。でもまぁそれも個性だしね、否定はしません!
「すべてを明るくハッキリ・クッキリと写さなきゃならない」というルールもない。「あ、コレ、撮りたい!」と思った時にシャッターを切ることが出来ればそれが正解だし、何だって良いと思うんですよね。
「自由にって言われても初心者は撮れねぇんだよ!」という声も聞こえてきますが、、、
見上げれば被写体がある。それをただただカメラ任せでも良いので撮ってみるが吉。1枚ナンボのフィルムではなく、デジタルですし。
下を向いても被写体がある
遠くにも被写体があるし
近くも近く、足もとの溝のスキマから「撮ってくれよ」と言わんばかりにアピールしてくる
マチ・ヒト・コトを観察するのも、撮るか撮らぬかの取捨選択のジャッジをするのも、んまぁなかなかにメンドクサイ行為だと思う。
「誰かが撮った答え」の通りになぞって撮るのは楽っちゃ楽。ンじゃなくて、自分自身で「ワシはコレをこう撮るんだぜ!この設定でこの構図だぜ!参ったか!」とジャッジして撮るのはメンドクサイっすよね。
でも、被写体や構図、、、いやそもそもの機材から何からを選ぶんです。設定をするんです。撮るんです。自分で。
誰の写真でもない、自分の写真を撮る。
んまぁ、、、言ってしまえば、撮るだけなんです。
でもね
スナップ写真なんて撮らなくても生きて行ける。
会社やコンビニの行き帰りなんぞ
撮らなくて良いんなら
メンドクサイから撮らない。
そんな選択も出来る。
若いうちは良いんだけど、
年を取ると何もかもがめんどくさくなる笑
体も言うこと聞かなくなってきますしねぇ。。。
ええ、撮るのも面倒なら、
インプットもメンドクサイし
時間もかかる。
人生の残された時間から逆算して、
「インプットなんかしてるヒマなんてない」
って言いたくなる気持ちも分からんでもない。
写真集?
映画??
絵画???
ああ、めんどくせぇ……
そんなの観なくても写真なんて撮れるし……
シャッターを切れば写真になるし……
お前に言われんでも何年も撮って来たし……
でも、それに打ち克ってインプットするんです。
そして、撮るんです。
アウトプットするんです。
んで、誰かに見せなきゃ話にならん。
それも含めてアウトプット。
「ん~~~、これじゃ何を撮りたいか分からん」
「相変わらず右に傾いてるね」
「この左端に写ってるコレ、必要??」
ってな感じの苦言を頂戴しないと、
やっぱり話にならんのよねぇ。。。
まぁ基本的には誰も言ってくれませんわね。
昨今、何かしらのハラスメントになりかねないし。
ワークショップとして、そういった場を再開すべきかどうかもまだ迷っていたりもする。
だから、、、まぁまずは自分で自分に言わなきゃならない。
「ねぇねぇアンタ。宮田サンだっけか。大層なカメラをぶら下げて、コレ、何を撮りたかったの??」と。
上を観る
下も観てみよう
遠くを
近くを
なんとなく絵にならない時にはしゃがんで世界を観てみよう
いたるトコロで向こうから「撮ってくれ」と言っている。
「サルでも撮れる写真初心者入門ガイド」的な本の中のテキストや写真界の偉人たちの言葉を何度も何度も何度も読み返すよりも(もちろんそういったモノを読むのは大事です)
写真や映画などから自分自身にインプットした「良い絵」と照らし合わせながら、考えながら、1枚でも多く撮る方が良い。
ここで注意しなきゃならないのは、ただ数をこなすことが目的やゴールになってしまってはならない。ああ、1万枚10万枚100万枚と撮れば良いのか、と。
誰に頼まれるでもなく、考える、ジャッジして取捨選択する、そういったメンドクサイことをしながら、量を、数を、ひたすらこなさなきゃならない。それを怠ると良い写真にはつながらない。
でも何億枚も撮るよりももっと大事だと思うのは、写真以外のコトもちゃんとやること。真っ当に生きる、といいますか。
写真以外の趣味とか、、、友達とのバカ話とか、、、カメラを持たずに近所をお散歩とか、、、何だって良いと思うんですが、、、
カメラの外側で感情を動かすが吉。
カメラの内側に潜り込んでも良い写真はなかなか増えない。
話は逸れたり戻ったり。
さて、ぐるっと回りながら↓を目指します
普段のスナップワークショップと同様、みんなと一緒に同じ時間、同じ道を歩き、同じ被写体を狙う。機材もそんなに変わらんし、違いを出すのはなかなかムズカシイ。
他の参加者の「一枚」と違う写真を求め、上下左右、時には振り返ったりしゃがんだり工夫して撮る。一応、自分も撮りながらみんなを観察してるんですが、ちゃんとやっていて何より。
空と地面で2分割にするか、空をガッツリ入れて地面ギリにするか、これも好み。と、組写真やブックを作るときの流れや並びでどっちが必要になるか。まぁどうなるか分からん時はどっちも撮っておくが吉。
割と来場者が多くて、建物の近くでも撮ったけど人が写り過ぎてネット上に載せられるモノがなかった。まぁ大体こんな感じでした。
さらにブラブラと歩いていると、色々と動物もいた。かわええ。
お昼ご飯を持って来ていたらもっといられたんだが、次の目的地があるのでこの辺で!
一路、「奥美濃の小京都」と呼ばれる郡上(ぐじょう)市へ!
……の前に腹ごしらえ。
ひるがの高原サービスエリア(だっけ?)でご飯休憩。
あ、こんなんばっかり撮ってて、どこのSAか分かる写真を撮るのを忘れてた。。。という訳でお昼ご飯。スマホカメラにて。
レストラン内は激混み。たまたま外のテーブル席が空いていた。天気が良く暖かくて何よりでした。。。スマホカメラのせいか腕のせいか、色が飽和。ブログの備忘録用だしこの程度ならまぁセーフ。
食べ終えたら一気に郡上へGo!
で、到着。郡上最初の一枚がコレかいな……
「郡上おどり」とは、毎年7月中旬から9月上旬まで30夜以上にわたって開催。特に08月13~16日の盂蘭盆会での踊りは、20時から翌朝4時もしくは5時まで夜通し踊り続ける「徹夜おどり」と呼ばれ、全国から数万人の踊り子が集う。一度は行かなきゃな、と思いつつまだ参加したことがない。
まぁまぁまぁ、こんなんも撮りつつ、大勢いる海外からの観光客のスキマをすり抜けて古い街並みを進んで行きます。
郡上はどうやら古い街並みや史跡、徹夜おどりだけではなく「水の町」でもあるらしく、とりあえず通ってみることに。
宗祇水(名水百選)。別名「白雲水」。名水百選の第一号。
(Wikipediaより)
ふむふむ、なるほど。ではでは進んで行きます。
自分の影が思いっきり被るので避けながら撮ったので、かなり曲がったし歪んだ。さくらももこ先生の「GJ8マン」(グジョーハチマン)マンホール。
観光地で撮る場合、どっぷりと観光客になるのか、ここに来た記録写真とするか、あるいは普段のスナップシュートなのか、選択やアタマの切り替えは意外とムズカシイ。
観光客的に撮るし
横尾忠則さんのY字路シリーズも好きだし
町の中のちょっとした違和感も好き
郡上とは全く関係なく、「余白」ってナンダロウ??と思って撮ったり
結局、三角コーンを探していたりもする
などなど考えながら、参加者のための作例を撮るのにも必死だったりする。
通りかかったカヌーの人をどう撮るか、、、
空を入れるべきか否か問題もあるし、、、
……とかね、ちゃんと考えて撮ってるような、いやぁ全然何も考えていないような、、、そんな感じで郡上の街並みを通り過ぎて行きます。
「んじゃあせっかく来たんで郡上八幡城へ行きますか」となったが、、、この階段のさらに上の上とのこと。ここまで結構な歩数を稼いできたみんなの心が折れかかる。
でもまぁせっかくだし、ということで撮りながら上へ、上へ、、、
近道は急な階段と坂、フツーの道はちょっと距離はあるけど緩やかに上る道。途中までは近道を選んでいたが、すぐに限界に達する。
衰え切った現代人の脚にはなかなかの山城・郡上八幡城
いやぁ、、、ホント、天気に恵まれて、スバラシイ遠足でしたですはい
ああ、目の前、もう、目の前、、、
で、着いた時には結構な時間でして。まぁこういった場所は閉館時間ってのがありますわな。今からだとゆっくり観られないし、、、はい、入場は潔く諦めましたとさ笑
またお邪魔します、郡上八幡城!
坂を下って帰りまする。疲れもあるし、下りの方が注意必須
なかなか良い時間になってしまい、灯り始める……
まぁそれでも撮り続けるんですけどね。
ふもとまで降りてくると、山内一豊と妻の像&郡上八幡城の姿が。
よう分かりませんが、、、妻って書いてるけど、千代さん、、、なんですかね??(千代さんは『千代紙』の由来になった説も)
と、山内一豊ってこの辺りに縁があったんですね。まったく知識がない。。。
最後に軽くお土産のお買い物をしたり買い食いしたりしてこんな時間。あっという間に帰路。
「どっかで茶でもしばきます?」って感じでファミレスに寄る。
食べ終えて、岐阜駅へ。事故・ケガなく無事に一日を終えられた。。。
色々と手配してくれて運転手もしてくれたリーダー、ありがとう!参加してくれたみんなもありがとう!
ラストはもうコンデジしか出せなかったが、どうにかこうにか振り絞って撮った。
いやホント、天気にも恵まれて何よりだった。。。
次は12月の忘年会!
……え、もう忘年会シーズンなのか。。。