写り込み自撮りのパターンを考えてみる
「宿題も課題も決して忘れてはいない。ただ、私には時間が足りないだけだ」
これはまぁ誰かの名言でも何でもなく、ただの僕の言い訳なのですが。
9日(月)のコトノハなごやサロンの帰り道に。一瞬ではありますが栄をゆっくりと歩いたのはかなり久々。
そんなこんなでスナップの超王道・自分の姿入り写り込みのパターン。撮る際にいつも迷うんですよね。文字をどう扱うか。背景や人をどこまで入れるか。自分をどこまで入れるか。これくらいを数枚・数パターン押さえておいてあとはトリミングで良いか、とかね、変な計算も入ったり。
まずはベタなド正面から
枠を入れて撮る。下だけ、ちょろっと。
ちょっと寄る。枠をすべてとっぱらって、「Hisaya odori park」をすべて入れた写り込み。
もっとちょっと寄って文字は無視してみる。ん?コレはトリミングしたやつかな?
課題写真では養生テープへの寄りもあったので、あえてそこには寄らず、文字や自分にさらにもっと寄ってみる。「aodori park」になっても気にしない。コレもトリミング。
何なら文字なんてもう要らない。
試行錯誤しながら考えて撮り、無心で何も考えずに撮る。構成を考えながら、フリージャズのように。
写り込み写真に限りませんが、組写真に入れる場合には、隣に並べる写真との兼ね合いから、オブジェクトの位置や人の流れはかなり重要になるので、その辺りも計算しなきゃならない。
展示に出す際にも、会場によっては「左から右」に観ていくギャラリーなのか、「右から左」なのか、その辺りの「方向」によっても写真の中身を考えなきゃならない。
という訳でまだ続きます。
ズラす。自分と文字を端に。そしてド正面ではなく斜めから。
角度を変え、ちょっとタイミングを待って背後のビジョンの広告を入れてみる。おもてなし武将隊の信長さん。そういえば、『どうする家康』での岡田准一信長の「俺の白兎」がトレンド入りしてましたな。なんかBLっぽくてちょっと笑った。
枠をどう扱うか問題。右側の枠を入れたり、、、
左側の枠を入れてみたり、、、
両サイド入れてみたり、、、
ちょっとしたヒントのように、下の隅だけ入れてみたり。ん~。これは要らんな笑
上の写真をトリミング。撮る段だけでもこんなに悩ましいのに、トリミングを始めちゃうと、終わりが見えないやねぇ。
ああ、いま気が付いた。もっと引いて、コレが柱であることを押さえとく写真も必要よね。
こんな感じで、写り込み自撮りだけでも色んなパターンで撮れますな。だから、迷う…悩む…枚数がかさむ……トリミングまで始めちゃうと答えは十人十色で千差万別。
せっかくのデジタルなんですから、写り込み自撮りだけではなく、色んなパターンを撮り、トリミングもこなして、自分のアンテナにビビっと来るポジションを見つける。コレ!ってところを見つけたらまた同じように撮ってみる。
こうして「一枚」を決めるだけでもトライアル&エラーを繰り返して色々と悩ませてくれるから写真道を歩むのは楽しい。
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