長期鈍行旅の持ち物反省会
2024年10月15日から、北海道 稚内から鹿児島 枕崎までを大体鈍行列車を使って進む旅に出ている。
まだまだ旅真っ只中で、日々デカ重いリュックを背負って移動中。
普段の2〜3泊旅行とは勝手が違う面は結構あるが、そのほとんどが持ち物に関する事。
今回の旅の持ち物について思っている事を、こだわり旅のエントリーがてら、忘れないうちにまとめておこうと思う。
これから長期旅行に出る方の参考になると嬉しいが、完全に個人的な観点なので あまりお役に立てない気もしている。
今回の旅のコンセプトと目標
コンセプトと言える程ではないが、今回の旅は「基本的には鈍行列車で移動する」と定めている。
が、たまに有料特急を使ったりしているので、かなり緩い縛りである。
重視しているのはスピード感で、のんびり景色を楽しみながら移動できる速度での移動にこだわってはいる。
また、今回の旅では毎日記録する事を目標としている。
今までもそこそこ旅に出ていたのだが、私という人間は旅先での出来事や思った事を時間が経つと忘れてしまいがちなのである。
悲しい事に。
今回せっかくそれなりに時間をかけて日本を縦断する訳だが、今までのように忘れてしまうのはとても切ないと思い、noteでの記録を始めた次第。
そもそも1ヶ月以上の長期旅に出るのは今回が初めてのため、持ち物の勝手がわからず色々悩んだものである。
リュック or スーツケース
まずはメインバッグについて。
今回はほぼ迷わずリュックを選択したが、鈍行旅はリュックで正解だった。
地方ローカル線は、エレベーターが設置されていない階段が結構多いため、スーツケースでは移動が大変な場面が多い。
元々それを懸念して、機動力が高いリュックを選択していた。
また路線バスを利用する事も結構あり、ここでもリュックに利がある。
大きなスーツケースの方々が、バス乗降時の大きな段差や、車内での置き場所に苦労している場面をよく見かける。
とは言え、デカ重いリュックは基本引きこもりの鈍った身体に対して、あまり優しくはない。
肩・腰・背中・膝など、身体各所の部位破壊リスクがある。
部位破壊による強制終了旅にならないよう、リュックを背負う時・降ろす時、階段の上り下りには細心の注意を払おう。
持ってきて良かったもの
普段の2〜3泊旅では持っていかないが、今回用意したものは結構あった。
その中で、特に持ってきて良かったと感じているものを紹介。
スリッパとしても使える履きやすいサンダル
ちょっとホテル内を歩く時にも都度都度靴を履く事が面倒で、微妙にストレスを感じていた。
今回は長期旅行となるため、ホテル滞在時のストレス要因を少しでも減らせるよう、購入し持って行った。
館内移動用のサンダルが用意されているホテルもあるが、多くのホテルで用意されているのは室内利用限定の不織布スリッパ。
室内ではスリッパ代わりに履ける楽さで、そのままホテル内や近所のコンビニ等への移動ができるのは便利で、持ってきて良かったと思う。
普段使っているクロックスサンダルを持って行こうかと思ったが、形がしっかりしている為 嵩張るのが難点。
これは、持ち運び時は ほぼソール分しか場所をとらない為、メインバッグのリュックのサイドポケットに収納ができる。便利。
これは多分、今後は短期旅でも持って行くと思う。
ウルトラライトダウン
旅に出る前に「北海道はもう既に寒い」という話を聞いていた。
完全に寒い時期の旅であれば真冬用コートを着込んで臨むが、今回それはオーバースペック過ぎるため、軽くて持ち運びしやすいウルトラライトダウンを購入し持って行った。
北海道移動時は暖かい日が多く、あまり出番はなかった。
ただ、気温に応じて組み合わせで微調整ができるので、秋から冬にかけての気温変動に対応しやすい。
軽くて使わない時は小さく丸められるので、朝晩の寒い時間は着用し、昼間の暖かい時間はバッグにしまっておく事も容易である。
今回のような季節の変わり目の長期旅には、持ってきて良かったと思う。
持ってきたが使っていないもの
着脱しにくい防寒用の衣類
防寒用にあったか素材のロングタイツ的なものを持ってきたが、1度も使っていない。
今の時期は1日の中での寒暖差が結構大きく、朝晩は寒くなるが昼間はむしろ暑いくらいの日が多い。
中に着込む系の防寒衣類は、昼間暑くなっても脱ぐ事が難しいため、着る機会がないまま今に至っている。
旅スタートがあと2週間遅ければ、北海道エリアで大活躍だったかもしれない。
必要ではあるが邪魔なもの
衣類
荷物の中で多くの重量と場所を占めているのは、やはり衣類である。
5日ほどで1回洗濯する想定で持ってきたのだが、衣類の重さを日々感じている。
もっと洗濯をこまめにするようにすれば減らせたとは思うが、ホテルの洗濯機(特に乾燥機)は結構競争率が高く、それはそれで面倒くさいので悩む。
常飲している青汁のスティック
何年も前からずっと青汁を飲み続けていて、今回の旅にも持ってきている。
Maxで2ヶ月くらいの旅になる想定なので、青汁も2ヶ月分持ってきたのだが、こいつがなかなか邪魔である。
毎日消費するため少しずつ減ってはいるのだが、まだまだ場所を取っている。
邪魔なのだが、長年毎朝飲み続けていて、朝の青汁がないと何だかうまい事1日が始まらないような気持ちになってしまうため、持って来ないと言う選択肢は取らなかった。
しかし邪魔である。
切り捨てて慣れる勇気も必要だったかもしれない。
今回の旅準備反省点
スマホ機種変するべきだった
移動時・散策時はGoogleMapと乗換案内にめちゃくちゃ頼っているため、スマホは私の命綱と言っても過言ではない。
が、今使っているスマホはもう5年ほど使い込んでいる機種で、バッテリーがだいぶやられている。
朝バッテリー100%でも、昼頃には尽きてしまう事が多い。
このスマホのために、モバイルバッテリーを2つ常に持ち歩いているが、毎日持ち歩いていると地味に重い。
新しいスマホはバッテリー効率も良くなっている様子なので、機種変しておけばモバイルバッテリー1つで事足りたのだろうなぁ、と反省している。
持ってくるのをやめたもの
紙の本
鈍行移動のお供に積読している本を持って来るつもりだった。
が、メインバッグはパンパン、サブバッグもカメラ・バッテリー・財布・折り畳み傘・飲み物などで既にカオス状態。
途中でグシャグシャになってしまいそうだったので、断念した。
同様の理由で、今回の旅で集め始めた鉄印帳も紙版ではなくデジタル版で収集している。
本の1〜2冊くらいは持って行けるよう、荷物に余裕を持たせたかった…
特殊アイテム
キーボード
普段仕事でも使っている、かなりご立派なキーボードである。
旅の持ち物としては結構な謎アイテムだと思うが、これは今回の長期旅行の「毎日記録するぞ!」の目標のためだけに持ってきている。
私は元々日記等の記録が続かない人間であるため、わざわざキーボードを持ってくることで「記録のためだけに、キーボード持ってきてるんだから…」と自らに強制力を発動させている。
ノートPCを持ち歩いている方は多いと思うが、私が所有しているのは結構古い型の15インチPCのため、かなりデカい。
重量も2kgを超える。
短距離でもあまり持ち歩きたくない。
このPCを持って行く選択肢は最初から私の中にはなかったため、タブレット×キーボードで記録入力操作のストレスの軽減を図ったのである。
今の所は毎日記録を実践できている。
まとめ
移動が多いタイプの旅では荷物は少ないに越した事はないと思うが、滞在先での快適さを求めると肥大化してしまいがち。
とは言え、荷物を削り過ぎて不便さにストレスを感じながら旅を続けるのもしんどいと思う。
今回の長期旅で自らの「最低限これが揃えば、滞在先でストレスを感じない」のラインが何となくわかって来た気がするので、今後の旅にも役立てて行きたい。
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