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梅雨明け間近の夜明け頃
日曜朝4時の多摩丘陵。
雲雀の囀りが少し離れた低い空で小さく聞こえ始めた。
やがて雲雀は群れをなし、低くなり、近くなり、ピーチクパーチクとスタッカートを効かせながら息もつげないほどに忙しく喧しくなる。
「おはよう、朝だね、今日も頑張ろう」とでも言い合っているのか?
遠く高くの彼方では、烏がカーー、カーーとひと鳴き、ひと鳴き、長く、長く、自らの声で空を楽器に奏でるかのように巣
モータリゼーションと少子高齢化社会
年末に、故郷でかつて高校時代自転車通学した道を運動不足解消かたがた歩いてみた。
歩きながら感じたこと。
①今更ながら、モータリゼーションの影響を最も受けたのは地方だ、田舎だと痛感。地方のライフスタイルは急速にアメリカ化した。
②車の量が著しく増えた。歩きながら肌で感じた。
③歩いている人はほぼ皆無。道路は基本的に車のためにある。歩いていて何度も車に引っ掛けられそうになった。歩いてなん
日韓相似性のパラドックスを乗り越えて
最近FBで見た投稿で女子大生がキャバクラでバイトしてると言うとふしだらに聞こえるがキャバクラ嬢が大学に通っていると言うと立派に聞こえると言う目から鱗のパラドックスがあった。
さて、過日の日韓慰安婦問題合意の一件。
賛否両論があるだろうしまた米国や安倍政権、朴政権の様々な政治的思惑が背景にあることも間違いないがそれでもぼくは評価されるべき大きな歴史的前進なのだと思う。
ただ勘違いし
関西のコーラと関東のコーラ
「関東のコーラと関西のコーラ」
40数年前の秋の夕暮れ時。
中学に入っても小学生気分がまったく抜けないぼくらは近隣の田園風景の中を自転車で日中さんざん遊び回ってひどく喉が渇いていた。
ヒロマサ君の家は地元の本屋さんだった。ルネ・シマールのサイン入り万年筆がおまけに付いた旺文社の中一時代もヒロマサ君のお父さんが配達してくれた。
その本屋さんの前にあった自販機で瓶のコカ・コーラ