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地区センターとモンテッソーリのはなし

日中の気温が40℃を超え、毎日北極のシロクマと近所の野良ねこを心配しています。

今日はすこし日記みたいなものを書いてみようと思います。

現在お仕事をおいとま中なので
今日は外に出て、地区センターへ行ってきました。

今住んでいる「横浜市港北区」という地区には、なんと公立図書館がひとつしかありません。(人口あたり図書館数全国ワーストだそう)

そのため、近くで本を借りようと思ったら地区センターへ行くことになります。

引っ越してきた当初こそガッカリしたものの、地区センターの図書コーナーもけっこう素敵です。

たしかに数は少ないし、色あせた本が多い。
でも、西加奈子さん、村上春樹さん、原田マハさん……などなど、好きな作家の方の本は何冊かずつ必ず揃っているし、コロナ関連の本や池上彰さんの新書などもあります。

ちゃんと、生きている図書コーナーって感じ…!
伝わりますかね?!
ちいさなお店などで「生きている」ところを見つけると無性に嬉しくなります。

今日の地区センターには、小学生が四、五人と、大学生や20代ぐらいの社会人が数人いました。

小学生たちは、「そんなにおかしいことこの世にあるか?」というぐらいケラケラ笑っていました。他の人たちはそれをうるさそうにするでもなく、しずかに参考書を開いて勉強しています。

平日の昼間に本を読みに来ているのはわたしぐらいです。でも、だれも気にしていないのが心地よい。しかも、いくら読んでも枯れないぐらい本があるので、妙に安心するのです。

児童書コーナーを見ていると、アンネ・フランクの写真入りの資料があったので、それを読みました。
隠れ家に入る前の写真、笑顔のかわいらしいアンネや小学校の建屋が多く掲載されていました。

知らなかったことで、ひとつびっくりしたのは、今話題の「モンテッソーリ教育」をあのアンネフランクも受けていたということです。

響きがおもしろい単語を覚えるのが好きな万年中二病なので、モンテッソーリという言葉はよく覚えていました。
「子どもを科学的に観察し、そこからえた事実に基づいて独特の体系を持つ教具を開発する」(?)という教育法なのだそうです。

あの藤井聡太君もモンテッソーリだというし、知り合いの女の子が息子を「モンテッソーリ」で育てていると聞きました。

(ちなみに、モンテッソーリのおもちゃはとても高い。14個の木のおもちゃが7万円らしいです。千鳥ノブさん情報)

その教育があの時代から続いていて、感性ゆたかな少女を生み出したということ。自分の世界とつながる事実が見えると、おそろしい歴史がぐっと身近なものに思えました。


そして今日借りてきた本。

きいろい

ブレイディみかこさんの本は、西加奈子さんが「絶対わすれられない、友達みたいな本」と帯を書いていたから気になっていたもの。

あとは、バナナにつられた実用書。バナナの絵が潔いし、なんとなくおもしろそう。

そんなつもりはなかったのですが、なんだか黄色の気分だったんでしょうね。夏だからかな。


今日はそんな一日でした。
みなさまも暑さにはお気を付けください🍨

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さとしま みや
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