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このビジネスマンガがすごい!2024

こんにちは!ビジネスパーソンにオススメのマンガを紹介しているみやおです。
このnoteでは今年読んだビジネスマンガの中から、特にオススメの作品を紹介します。

題して『このビジネスマンガがすごい!2024』

本家『このマンガがすごい!』は様々な方の投票で選んでいますが、こちらは筆者の独断と偏見で選んでいます。
なお、職場を舞台にしたお仕事マンガから『キングダム』のようなビジネスに役立つ歴史マンガなども含めて「ビジネスマンガ」としています。

ということでさっそく紹介していきます。全部で8作品あります。

RIOT

「雑誌を作る」高校生達の無我夢中な青春!
舞台は海が見える穏やかな田舎町。
近所には本屋さんもレコード屋さんもないけれど、スマホであらかた手に入る。
そんな令和の高校生「シャンハイ」と「アイジ」が知らず知らず惹きつけられたのは、どういうわけだか「紙の雑誌」だったーー
だったら作ってみたらいいじゃん!
クラスの主役タイプではないかもしれない彼らが出来心で起こす「静かな革命」ーーいったい何が巻き起こるのか!?
懐かしくて新しい文化系青春ストーリーの始まりだ!

モノづくり初期衝動溢れる作品で、これから起業をしたい方に特にオススメです。
「ZINE」という個人で作る紙の雑誌を作る過程で仲間を集めたり、学校でZINEを売ってみたり…主人公ふたりの試行錯誤を応援したくなる作品です。
すごく良いなと思ったのが、ZINEを個人的な創作で終わりとせずに、もっと多くの人に読んでほしいと実際に学校で売ってみるシーンです。
無料で配布せずに自分たちが作ったものの価値を信じて売るという行為が、ビジネスの原点を思い起こしてくれるようでした。

モノクロのふたり

仕事熱心なサラリーマン・不動花壱。幼少期、絵を描くことが大好きだった不動は、母を喪ったことで絵で生きていく夢を諦め仕事一筋の生活を送っていた。そんなある日、営業成績1位の先輩・若葉が、職場で倒れているところに出くわす。趣味で漫画を描いているという若葉は、睡眠不足と実力不足で限界状態。不動はそんな彼女に漫画を描くのを手伝ってほしいと迫られ…!? 諦めた夢を、ふたりでもう一度。異色の漫画家物語、開幕!

優秀なビジネスパーソンのふたりがタッグを組んで、一度は諦めた漫画家を目指すバディものです。お互いに足りない部分を補って、強みを高めあうところがめちゃくちゃ好みです。
往々にして良いビジネスマンガには最高の師匠キャラがいるのですが、このマンガもそうです。ふたりにアドバイスを送るマンガ原作者の薔薇園華子という師匠キャラが最高です。

ドカ食いダイスキ!もちづきさん

【X(Twitter)日本トレンド1位のやばいマンガ!!!!】望月美琴、21歳・営業事務!おっとり・ほんわかな彼女の幸せは……《ドカ食い》!?!?ガッツリ・こってり・山盛りの食べ物をひたすらに食す♪カロリーのオーバードーズで"至る"、限界突破の禁断グルメギャグ★《限定描き下ろしエピソード》も収録、超・待望のコミックス第1巻…ドカ読み推奨!

SNSで話題になり続けている危険なマンガです。この作品をビジネスマンガと呼んで良いのか葛藤はありますが、職場の描写のリアリティがなにげに高いんですよね。冷蔵庫に貼るメモに自分のハンコを押す、とか作者のまるよのかもめ先生は会社員を経験しているのではと思います。ドカ食い描写と職場のリアリティとのギャップでめちゃくちゃ笑えて、その後の『至る』様子に背筋が寒くなります。
ブラック企業が人を壊していく…という啓蒙的な作品でもあります。

限界OL霧切ギリ子

限界OLの霧切ギリ子が毎日を生きるために食べる限界飯をレビュー!!絶対に真似してはいけない彼女の極限グルメをご覧あれ!!

もちづきさんは(おそらく)仕事のストレスからドカ食いに走ってしまったパターンですが、こちらは限界飯の方向に進んでしまったパターンです。
食パンに塩と味の素をかけて総菜パンの総菜がのってない味、とか指にケチャップとマスタードを塗ってアメリカンドッグの味とか…ブラック企業が人を壊していくという啓蒙的な作品です。(本日2作目)

たあいないのうりょく

あなたの超~たあいない~能力は!?相手のお腹を空かせる、ハンコが綺麗に押せる、紙を均等に折れる・・・誰もがちょっと特別な才能「異能」を持つ世界のワーキングコメディ!

スーパーマーケットを舞台にしたお仕事マンガです。タイトルのとおり「他愛ない」能力=異能を持つ世界で、その異能を活かして活躍する人や全然使えない異能に悩む人…職場で出会うさまざまな人たちの日常を描いた作品です。
丁寧な取材を行っている様子がうかがえて、普段通っているスーパーの裏側を知ることができるような素敵な作品です。

CHANGE THE WORLD

「ひとりの人間がなにもない空間を歩いて横切る、もうひとりの人間がそれを見つめる」 演劇とはなんだろう? 演じるって? 自分のことすらよくわかってないのに、他の誰かの生を演じることなんてできるの? わからないから、演じる。わかりたいから、演じる。 演劇に情熱を注いできた作家と編集がタッグを組み描く、青春舞台。

周りに理解されなくても、自分が信じた道を進み、仲間を見つけて、世の中を変える。スタートアップをはじめたい方に特にオススメです。演劇を通じて理不尽な現実に抵抗し、世界を一発ぶん殴りたい、という主人公の言葉が胸に突き刺さります。

灼熱カバディ

スポーツ嫌いの元サッカー部エース・宵越竜也(高1)のもとに、ある日『カバディ部』が勧誘に!
「カバディなんてネタだろ(笑)」と内心バカにしつつ練習を見に行くと、そこではまるで格闘技のような激しい競技が行われていて……!!!

無料公開で一気に心を掴まれて、全巻大人買いしてしまった本当に素晴らしい作品です。
マイナースポーツの代名詞のようなカバディをテーマに、これほど熱いマンガを描けるのかと脱帽しました。主人公・宵越の「最善を尽くす」というモットーに基づいた行動は、プロフェッショナルとして仕事をする全てのビジネスパーソンに刺さります。仕事のモチベーションを高めてくれる作品です。

ふつうの軽音部

ちょっと渋めの邦ロックを愛する新高校1年生・鳩野ちひろは、初心者ながらも憧れのギターを手に入れ、念願の軽音部に入部する。個性豊かな部員たちに困惑しつつも、バンドを結成することになるが──!?
超等身大のむきだし青春&音楽奮闘ドラマ、開幕!!

2024年一番ハマった作品です。普段は邦ロックも聞かなかったのですが、作中で紹介される楽曲はどれも素晴らしく何度も繰り返し聴いています。
特に主人公・鳩野を象徴するようなELLEGARDENの「ジターバグ」という曲を演奏するシーンが最高です。「遠回りする度に見えてきたこともあって」という歌詞が引用されているのですが、失敗しても何度でもチャレンジする勇気をくれます。

おわりに

このビジネスマンガがすごい!2024』と題して、8作品を紹介しました。これは!という作品がありましたら、ぜひ読んでみてください。

最後に少しだけ筆者の紹介です。

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みやお@中小企業診断士
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