ちがう、そこじゃない。
教育に携わるからかもしれないけど、教育にお金をかけましょうよといつも思うのです。
どこにお金をかけるかって政治的にとても影響力があるから、あー、そっち?ちがう、そうじゃない、って感じるんです。
そんなところで、こんなニュースが目に飛び込んできました。NHK 青森です。「そう、それそれ!」です。
七戸町が高校を閉校にしないために先手を打ったという、公営塾、しかも学校内に。その予算、年間1億越え。英断だなと思います。
ある子は「勉強が楽しくなった」って言うんですね。ってことは、この子は勉強が楽しくなかったんだなということなんでしょうね。高校生になるまでの長い期間、楽しくないことを続けてきたんだと思うと残念だなと思いますし、公営塾ができたことは少なくともその子の人生にはプラスになったといえるでしょう。
ただ、塾ができた→勉強が楽しくなっただけではなくて、授業で消化不良の内容があったのを、シンプルな方法で「同じ内容を」「個別に」教えてもらったから「わかった」と感じることができ、結果として「楽しくなった」のだと信じてます。そして、公立校は時数と履修必須内容がアンバランスで、中高は受験があるから、どうしても詰め込んで詰め込んでぎゅうぎゅうのぱんぱんにしてしまうんだろうと思います。(すぎちゃんの奥さんの詰め放題みたいな状態)
塾を作ればいいということではなくて、教育にお金を使ってくださいということです。使いにくいGIGAパソコンを与えて、「使えー」ではなくて、「こういうことしたら学校助かるよね!」「うちらはお金をかけてあげることしかできないから、現場の先生助けて、子どもたちが生き生き学び、社会に貢献できるようにしたい」っていうスタンスが欲しいのです。
塾のよさも公立校のよさも認めつつ、お互いの場所でそれぞれ子どもが「楽しい」と感じながら学べる姿を微笑ましく見れるのがいいなと常々感じます。そうなるためにも、少しずつ私のやってきた実践を伝えていくようにしています。
学校を楽しく!