人間って。

生きているだけで、それでいいと思う。

条件付きの愛、他者との比較、それによって生まれる劣等感。

自分なんて、という気持ち。

それが自分の可能性に目を向けられなくしてる。

わたしはキリスト教の学校で教育を受けて、

キリストがどんなひとだったかを知ったんだけど、

そのひとは、全ての人を愛していた。

「罪を悔い改め、隣人を愛せよ。」

それはね、自分してきた沢山の失敗、弱い部分をまるごと受け入れて、

そして自分を愛すること。大切な人を愛すること。

身の回りの人を大切にすること。

つまり人のことも自分のことのように考えて接すること。

だと私は勝手に解釈してる。


自分の存在自体が、かけがいのないもので

生きているだけで、目が見えて、音が聞こえて、両手があって、歩くこと、走ることができて、なにかに心が動いて、風を感じる、生きていると感じることができるだけで、自分は幸せだと思うんよ。

だからね、どんなに辛くて、死にたいっておもって、泣いて、泣いて、息ができなくなっても、その苦しみから逃れようとしないでほしい。

その苦しみは、その瞬間から過去になって、そしていつか抜けることができるから大丈夫だよ。

そうして、テーマを乗り越えた後には、同じくるしみを感じているこの世界のだれかの気持ちが分かる人になってる。見える世界がまったく違う。感覚がまえよりも研ぎ澄まされて、入ってこなかった言葉が入ってきたり、誰かの話を聴くことができるようになってる。


まず、あなたがすることは、自分のきもちと向き合える場所に行くこと。向き合えるような人と一緒にいること。そうして安心できる空間をつくって。リアルじゃなくても良い。オンラインでも良い。

そして、感じてみて。この苦しみは、他の誰も感じない、あなただけが感じている感覚。その痛みを感じて。時間はかかるだけかかるから焦らないで。


そしたらね、思い出してほしい。

あなたは祝福されて生まれてきたということを。

何がどうしてこうなったのかは分からないよ。あなたが元凶としている本人と話してみないと。

でも、少なくともわたしは、あなたにここで出会えてよかったと思ってる。

あなたが見えていない、思い出せないだけで、

あなたのことをしずかに見守っている人は必ずいる。

あなたが出会うべき人、やるべきことがこの世界にはあふれている。

そして、あなたが思ってるより世界は愛に満ちているということを。


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