大人にも読んでほしい良書「よのなかルールブック」
著者は「メシが食える大人に育てる」という理念のもと「花まる学習会」
を主宰している高濱正伸さん。
学校ではおしえてくれない
生きぬくために大切な
50の心得(=ルール)
が紹介されています。
小学生~中学生が対象だとおもわれますが いい大人
であるわたしにも刺さるルールが満載。
アタマではこんなふうに行動した方がいいと分かっているのに出来ていなくて
あらためて言われるとギクリ としてしまうルールもかなりありました。
子どもが読むのとはまた違い いままでの経験があるからこそ ルールの大切さが身に染みます。
マイベスト ルール トップ3
50のルールの中から特にわたしに刺さったルールを3つ紹介します。
① 「なぜだろう」と考える習慣をつける。
学生の頃から受け身の教育で、教えられたことを覚えれば大人になれると信じていたわたし。
社会にでてから教科書のない世界でどうしたらいいのか分からなくなりました。
親の言うこと・先生の言うこと・多数派の意見が正解だと思ってきた。
でもそれって正解ではなく、一部の意見だったのかと気づくのに長い時間がかかりました。
教えられることを鵜呑みにせず、自分で考えることの大切さを痛感しています。
② 話を聞くときは、言葉ではなく
相手の心にこそ 耳をすます。
言葉はウソをつくことができる。
それは相手への気遣いからだったり、素直になる勇気がない場合もある。
大丈夫じゃなくても「大丈夫」
元気じゃなくても「元気」。
怒っている人も、その怒りの奥には不安や恐れ、さみしさが隠れている。
言葉の奥にある心をみることを知っていると人間関係に一喜一憂しなくてすみます。
ひととつき合う上で必要な教えです。
③ 「できません。」「休みます。」
言いにくいことこそ、ちゃんと自分で伝える。
この本では自分の行動に責任をもつという意味での教えなのですが
言いにくいことを言うのは、自分を守ることでもあります。
キャパを超えた仕事を断る。
疲れたから休むと宣言する。
言いにくくても必要な時は本音を伝える。
むずかしいけれど これも自分を大切にするということです。
ほかにも大事なルールが満載で3つに絞るのにかなり悩みました。
子どもから大人まで どの年代のひとにも響く
一家に一冊あるといい本です。