映画感想文〜『ミスト』
『後味が悪い映画』というと、この映画の名前を挙げる人が多いと思います。
ラストの衝撃が強すぎて、忘れられない映画のひとつです。
スーパーマーケットに出かけた親子が突然得体の知れない怪物に遭遇します。霧がたちこめる店外では怪物が人を襲い、中では人同士が争い始めます。
怪物からは逃げられない、と考えた主人公は…。
ラストまでの経過もドキドキ、人間模様もいろいろあってハラハラなのですが、とにかくラストの後味の悪さ。
タイミングが悪すぎる、とか、その選択をしていなければ、とか、いろいろ思うのですが。
結果論なんですよね。
その時点で主人公たちが『最善の方法』として選んだものが結果的にはそうではなかった、というのは仕方がないことで、
そういうことは日々たくさんありますし、逆に思ってた以上にラッキーな結果になることもあります。
ただ、この映画の結果は悲劇過ぎました。
結果の現実もそうですが、結果を目の当たりにしてしまい、これから大きな後悔を抱えて生きていかなければならないことが、主人公にとっての悲劇なのではないでしょうか。
映画では非日常的すぎた中での選択でしたが、日常でもいろんな場面での選択が必要です。
その時にいろんな結果を考えながら、どんな結果でも受け入れる覚悟を持って選択して、できるだけ『後悔をしない』ようにしていくことがストレス回避にも大切なことだと思います。