【本紹介♯36】会社とはある日突然なくなるものである
朝会社に来ると、会社がなくなっていた…という設定はドラマや小説でよくありがちですが、あれって本当にあるんですかね
夜逃げパターンはあったりするのかなあ…?
幸いにも会社が倒産したことないので、実感の湧かないシーンだったりします。
さて、本日ご紹介する小説の主人公、由佳さんの会社も倒産してしまいます。
どう見てもリーマンショックな設定で、証券会社に勤めていた由佳さん
倒産したあと、中堅の本屋に転職することになりました。
本屋というと、斜陽産業で、薄利なのに多売も難しく、電子書籍やスマホが現れたため、とっても苦戦している業界のひとつです。
由佳の勤める会社も、健康経営ではあるものの、少しずつ変化についていけないことが目につき始めていました。
こういう会社って多いんじゃないですかね。
うちもわりとそんな感じです。
私は大手メーカー子会社勤めなんですが、大手というだけあってわりと保守派。
コストダウンコストダウンうるさい…
さらに働いている社員たちは、皆大手勤めということもあり、
潰れる心配もないし、基本的には営業しなくても物が売れるから、競争心もなくのほほんとした人が多いです。…私もそのひとりなんですが。
しかしながら、由佳はこれではいけないと思います。
「証券会社にいたとき、アナリストの人からよく聞かされたのよ。「市場変化への適応のみが成功を保証するし、不適応は企業の衰退を招く」とかって」
そう、突然倒産なんてことはないにしても、徐々に衰退してしまうんですよね
変わらないために変わるといいますか、時代の変化に合わせて変わらないと結局は変わっていることになるんですよね
時代の変化は年々早まっている気がします。
スマホの本格的普及なんて、2008年らしいです!めっちゃ最近!
スマホが現れてから、一気に世界は変わってしまいましたよね
今後はもっとこういう予想もしないものがたくさん現れたりするだろうし、それに応じてビジネスモデルも変化していかなければ
時代に取り残されてしまうこと必至です。
これは会社のことだけじゃなくて、個人のことだってそうです。
家を買った方がいいのか借りた方がいいのか
貯金した方がいいのか投資した方がいいのか
私はこの時代の変化に対応するには出来る限り、身軽でいた方がいいんじゃないかなというのが持論です。
家はいつでも引っ越せて会社はいつでも転職できる、そのための資金もある
そんな生活が理想かなあ…
さて、話が逸れてしまいましたが
由佳は経験を活かしながら、これからの本屋がどうあるべきか答えを見つけます。
その答えがなにか気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。
以上、みかんでした。