【本紹介♯77】絶対王者Amazon
Amazonはすごい。
ネット本屋から始まったということを忘れそうになるくらいさまざまな分野に参入しては絶賛されている。
我が家もアマゾンプライム会員に加え、夫婦それぞれがKindle Unlimitedに入っているという、Amazon推し家庭の一つである。
私がとくにAmazonを素晴らしいと思うところは、自身のやり方(物流に投資する)を世界で通用させるところである。
海外進出となると、中国はこうだからこのやり方ではダメだとかアメリカはこういうルールがあるからとか、保守的というか…逃げの言葉ばかりで、ここは特別だから難しいみたいな言い訳ばかりを聞く。
だがAmazonにはそれがない(ように見える)
とにかく物流へ投資し、規模で攻める。
日本人は細かいところにこだわるから付加価値が…とか言い訳しない。
そこに痺れるのである。
アメリカにはウォルマートという強い競争相手がいるわけだが、日本に勝てそうな相手は…いない、気がする。
もっと統廃合が進めば変わってくるのかもしれないが…というと、なんだかスイミーみたいですね。
小さい魚が集まって大きな魚を追い払う図のアレ。
これからの物流のキーになるのは、やはりラストワンマイルなんでしょうかね。
ラストワンマイルとは、最終ランナー…顧客へ商品をお届けするドライバーなど受け渡し部分を指します。
日本は再配達が多すぎますので、そこをいかに解消できるかがポイントですよね。
この部分は逆に差をつけなくていいんじゃないの?とも思いますが。
それこそインフラとして、宅配ボックスを必須とし、最終的には置き配達が行える仕組み作りをしたいものですよね。
家に帰ってきて、荷物が届いてる!やったー!って楽チンで嬉しいし、ドライバーさんに何度も届けてもらうのもほんと申し訳ない。
配達のところでは差をつけずに、純粋に商品で勝負する世の中へと進んでいけば、消費者としては嬉しい限りなのですが。
日本の物流が軽視されている状態である限り、難しいかもしれませんね。
学生さんなんてほんと物流ってなに?宅配便とどう違うの?って感じだろうし、就活で物流なんてジャンルめちゃくちゃマイナーな気がしますし。
物流の位置がもう少し上がりますように…と願うみかんなのでした。