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最近のドラマを好き度分類した&『燕は戻ってこない』感想

春ドラマも早くも終わったものもあれば終盤を迎えているものも多くなってきました。

ひとつひとつ感想を書くのもなかなか時間がかかりそうなので、簡単に3つに分類してみました。
毎度のことですが個人的感想ですのでご了承ください。
また、深夜帯のドラマは時間的に見る余裕がないので、ほとんどがプライムタイムのドラマです。

【1】いい! (期待通り・またはそこまで期待していなかったが面白い)
『燕は戻ってこない』
『アンメット ある脳外科医の日記』
『アンチヒーロー』
『季節のない街』
『パーセント』

春ドラマではないけど、2月からのドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります』はすごく良かったので、ここでも特別に高評価ドラマに加えておきます。

【2】微妙(可もなく不可もなく・・・)
『9ボーダー』
『花咲舞が黙ってない』
『ミス・ターゲット』
『ブルーモーメント』

【3】残念(思っていたより、次第にマイナス印象になった)
『イップス』
『Distiny』
『Believeー君にかける橋』
『366日』
『Re: リベンジ 欲望の果てに』
『街並み照らすヤツら』
『くるり  ~誰が私と恋をした?~』

◇  ◇

朝ドラ『虎に翼』、大河ドラマ『光る君へ』は継続視聴中です。いずれも私の中では高評価です。

【1】の高評価ドラマの中で、代理母を巡る、ザワつき度も高いドラマについては以下。

『燕は戻ってこない』第5話、第6話

初回から面白いと思っていたのですが、物語はさらに進んでいき、展開のスピード感と登場人物それぞれの思惑や心理描写、行動などが錯綜していて目が離せません。

「代理母」について、言葉と概念は漠然と知っていましたが、今回のドラマを見ていると、その仕組みに絡むいろんなことが複雑で、その制度を利用する場合は、かなりリスキーで扱いがシビアな問題だなと。
そういう意味では、より多くの人に見てもらってそれぞれに考えてもらったほうがいい、重要なテーマなのではないでしょうか。

代理母だけでなく、性欲か生殖か、ワーキングプアの問題、女性向け性風俗など、現代特有の問題も含まれていて秀逸な作品なのではないでしょうか。原作は読んでいないので今度読んでみたいと思います。

物語に引き込まれるうちに、次第に主人公のリキ (石橋静河さん)に感情移入してしまっているような感覚に陥ります。

基(稲垣吾郎さん)の、クライアント的立場を利用した、上から目線の言動に不快感を覚えたり、故郷にいた頃にリキが不倫していた日高(戸次重幸さん)への冷めた感情、衝動的に2人の男性と関係をもってしまい、次の人工授精のタイミングと、精子の生存期間を調べて次第に不安になっていく過程、妊娠検査薬で妊娠が分かったときのリキの動揺と後悔(基の子供という確証がないので)、悠子(内田有紀さん)に思い切って相談したときの心境、などなど。

リキを演じる石橋静河さんの陰気な雰囲気がまた悩める女性を演じるにふさわしい。

どの役者さんもはまり役で引き込まれますが、内田有紀さんも本当に素敵。前にも書きましたが。優しく美しい悠子。
リキが悠子にどうしたらいいかを打ち明けた場面は、私自身が内田有紀さんに相談しているかのような気分になっていました。
私も内田有紀さんに頼りたい~

稲垣吾郎さんの、優しいけどナルシストで鈍感でソフトモラハラ夫ぶりが悠子の感情とは対照的で、黒木瞳さんのセレブ&意地悪姑ぶりもゾワゾワ感を増しています。

派遣社員時代の友人テル(伊藤万理華さん)は久しぶりに登場しましたが、飲食店で働いてお金に困っていながらも好きな人の子供を妊娠して「生活ギリギリで大変だよ~」とあっけらかんと言いつつもどこか幸せそうだったり。

リキとテルとの置かれている状況の対比も分かりやすかったです。

まぁ、とにかくキャストの方々が素晴らしい。
第6話を終えて後半戦、リキと彼女を取り巻く人々はどのように絡まっていくのでしょうかね。楽しみです♪

  ◇    ◇

新ドラマも続々と情報があがってきていますが、米倉涼子さんのドラマ『エンジェルフライト』も面白そうです。あとは小池栄子さんの『シンジュク野戦病院』かな。私の場合はキャストと脚本家で期待度が左右される感じかな。


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