【思いつくまま 三宅島釣り攻略】 ~ ③ 春の到来! イカ釣り編 ~
~① はじめに~
~② 初心者オススメ三宅島釣り編~
【思いつくまま 三宅島釣り攻略】の第3編としてポイント紹介を取りやめ、島の春の風物詩であるイカ釣りについてご紹介したいと思います。
(三宅島の磯釣りポイントについては、インターネットで「三宅島 地磯」と検索するか、または三宅島観光協会のサイトにて磯釣りマップが販売されていますのでご利用ください。)
春寒もようやくぬるみ、だんだんと本格的な春の到来を迎えています。
春眠暁を覚えずとも言いますが、休日に溜まった家事を片づけようとしても、ついまどろみ、なかなか進めることができません。。。
オオシマザクラ(白く見える樹々)
そんな春の到来とともに、三宅島には産卵のため多くのイカが岸近くに寄ってきます。
島では多くの人がイカ釣りを楽しみ、夜に海辺に行くと、イカを釣るための沢山の電光浮きが漆黒の海に浮かび、まるで星空がひっくり返ったような幻想的な景色を見ることができます。
夜空を見上げると満点の星空も見ることができます。。。
(閑話休題…)
三宅島で釣れるイカは主に2種類います。
赤イカ(ケンサキイカ)とアオリイカです。
どちらも高級食材として扱われ、刺身に焼き物にとても絶品です。
冷凍することで甘みも増すため、保存も可能でたくさんストックできます。
そんな赤イカとアオリイカの釣り方について、それぞれ解説したいと思います。
〇赤イカ
【サイズ】
胴長約10~40cm
【時期】
4月~梅雨明けまで
【水温】
18~20℃あたり
【仕掛け】
浮き釣り、エギング
【釣り方】
基本的に夜釣りとなります。
浮き釣りは、電光浮きの下に中通しオモリ、浮き釣り用のエギにキビナゴを針金で括り付け、海に投げて、アタリを待つ釣り方。
また、エギングは、3.5号あたりのエギをシャクる釣り方です。
水深は中層あたりを中心に探っていれば釣れます。
☆オススメの釣り方
筆者が職場の先輩に教わった「手返しが良く、よく釣れる」仕掛けをご紹介します。
それは、エギに餌を巻き付けるいわゆる「邪道エギ」と呼ばれるものです。
具体的にはグロー系の光を当てると発光するエギに、鶏肉の皮を針金で巻き付ける仕掛けです。
発光させることでイカの視認性を上げ、さらに鶏肉の皮で食いつきを良くします。
鶏肉の皮にはさらにメリットもありまして、キビナゴと比較して餌もちが非常によく、使い終わったあとはタッパー等に入れ、そのまま冷凍庫で保管すれば1シーズン利用できます。
また、仕掛けも単純なので、釣れなかったらすぐに片づけられ非常に効率も良い釣り方になります。(アオリイカも釣れることも!)
【所感】
赤イカは、初心者でも比較的簡単に釣ることができます。
個体数が多く、群れで回遊しているため、タイミングさえよければ数時間で数十杯と釣れることがあります。
〇アオリイカ
【サイズ】
胴長約40~60cm キロアップは十分狙えます!2キロ、3キロ、4キロオーバーも!
【時期】
3月下旬~6月まで
【水温】
19~22℃あたり
【仕掛け】
エギング
【釣り方】
産卵床となる藻場の群生地帯の底層付近を中心に探ると釣れます。
内地と比較して海流が速いため、重めの4号~5号のエギを使うと素早く底層に沈めることができます。
【所感】
赤イカと比較して、個体数は少ないため、なかなか狙って釣ることは難しいです。
しかし、春のアオリイカはサイズが大きいため一発大物を釣り上げられるかもしれません。
三宅島周辺の水温の確認は、東京都島しょ農林水産総合センターのHPに掲載されている「海の天気図」が参考になります。(https://www.ifarc.metro.tokyo.lg.jp/weather/index.html)
「海の天気図」
また、同HPには三宅島沿岸の潮流が分かる「Go-Shima(伊豆諸島潮流予測値配信サイト)」もありますのでご活用ください!(http://go-shima.ifarc.metro.tokyo.jp)
「Go-Shima(伊豆諸島潮流予測値配信サイト)」
以上、三宅島でのイカ釣りの紹介でした。
初心者から上級者まで楽しめ、食べてもおいしいので、ぜひチャレンジしてみてください!
#釣り #伊豆諸島 #三宅島 #東京都 #都庁 #仕掛け #ケンサキイカ #アオリイカ #エギング #餌釣り #夜釣り #一度は行きたいあの場所