#159 オーガニック推進と衛生管理のジレンマ
食文化と食育
学校給食事業は何のためにやるのか?
子どもたちの健全育成とか、地域産業との連携とか、いろいろあるのですが、私が大事だなぁと思っているのはやはり「食育の充実」だと思っています。食べることを大事に考えて、心と体を自身でメンテナンスできるようになること、食を通して社会や環境に関心を持ってもらえるようにするために「食育」は非常い重要な役割を果たすと思います。
「食文化」という言葉があります。食物は、置かれている環境、伝統、社会情勢などの影響を大きく受けていて、「和食」や「フランス料理」などは料理献立だけでなく、その背景にあるいろんなストーリーが文化遺産登録のファクターであることは、皆さんご存知のところだと思います。
食文化において「発酵」というのは、それぞれの国は地域ならではの独自のものがあり、そう言ったものを積極的に商品化していますが、味噌、醤油、酒など私たちの身近にはいろんな発酵食品があって、毎日食していますよね。私は、日本の発酵文化って非常に日常に結びついていて、その地域の歴史や産業において大事なファクターだと思っていて、味噌作りや醤油蔵の活用、漬物や麹など学習の場面にもっと登場させればいいのにな、と思っています。
道の駅で手作り漬物が一部販売できなくなる!!! 〜発酵は文化だ!
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