#198 学校給食は専門性が求められる仕事なのです
年内に#200を目指していたのに、今一歩及ばず。。。
しかしながら、最近、学校給食の話題が色々と報道でも登場することもあり、書くことを続けることができています。
それにしても、メンバーシップに参加くださる皆さんのおかげで、心が折れそうになりながらも、なんとか最新の正しい情報をお届けしたい一心で継続できています。こんなマニアックなnoteのメンバーシップで応援してくださり、心からお礼申し上げます。
ファミチキの報道
SNSで個人が情報を拡散できるので、その影響は計り知れないな、と思う反面、こういった情報は時間と共に、落ち着いてちゃんと調べて記事にされる方のご意見も見られるようになりますね。
私の解釈については、以前書いてますので、まだの方はご覧ください。
学校給食はとても複雑な事業内容
報道だけでなく、自治体内でこれから学校給食をどうするべきかを議論する際に、本当に実際の事業の中身を理解していないのにフワッとしたイメージで議論されることが多いと感じます。
献立作成については、学校給食の場合、学校栄養士が作成しているのですが、栄養バランスや調達の可能性や値段など、いろいろなことを考えています、当たり前ですけど。専門家でないとできない仕事なのです。
調理場を建て替えるにあたっては、学校給食衛生管理基準という厳しい管理下で、大量調理、しかも短時間で調理するという現場のオペレーションを念頭に設計や厨房機器の選定も行って行きます。
そこに、集約するということになると、配送や子どもたちの口に入るまでの、デザインも考えていくことになりますし、加えて新たな調理法などを入れようとすると、その分野の専門性を持った方々との調整は必須になります。
つまり何が言いたいかというと、知らない人、よくわかってない人が口を出しすぎる状況になっているということです。
現場を見ていると、よくわかるのですが、皆さん、給食の時間にちゃんと子供たちの口に届くように、毎日毎日非常に緊張感を持って頑張っているわけです。本当に時間との勝負だし、直接からだに入れる食べ物を提供するわけなので、それは大変な業務を多くの方々が担っているわけなのです。それなのに、軽く献立がどうとか、不味いとか、見た目がどうとかって、ちょっとした事がニュースになるのが口惜しいのですよ。
給食費の問題
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