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鳥瞰する時間 (vol 086)
部下にとっての「気づき」の時間を作りたい、
として部下とのコーチングの時間を続けていますが、実は一番気づきをもらっているのは私自身です。
複数の、異なるキャラクターとの対話の時間が一番長いからですね。
いろいろな話を聴く中での発見が多くあります。
対話の中で気づいたことをシェアするのもトップ兼社内コーチの役割でしょう。
今回も、多くのマネジャ達が、
日々の火事場対応に追われて、落ち着いて問題解決の道筋を考える時間がない、
忙しすぎて現状を鳥瞰する時間が取れない、
と漏らしているのを聞いての発見です。
マネジャ達が言うように、忙しいとどうしても発想が行き詰まってしまいます。
気分転換の時間、マインドフルネスの時間、少し冷めた目で状況を見る時間、
を持つことで新しい発想や良いアイデアが出るものです。
そんなことは分かっている、と言う人も多いでしょう。
「でも忙しくてできないんだ」
本当に、忙しくてできないのでしょうか?
実は気持ちの持ち方、自分で決めるだけで、時間は作ることができます。
自分が、「時間を作る」と決めるだけです。
かく言う私も、忙しくて自分の時間がない、と思っていました。
そんな中にあっても、マネジャー達に向けて「毎日Tweetする」と決めた後は、30分ほどの時間を無理くり作り出すことができました。
Tweetし始めてからは、1日の仕事の終わりに5分間
「さて、今日の発見、今日のネタは何だろう」と考えます。
1日を振り返るだけで、Tweetのネタだけでなく、
ふとしたアイデア、問題解決の糸口が見つかることがあります。
5分の振り返りでもゼロとの比較なら無限大倍の効果です。
5分の隙間を見つけて、習慣にする。
タイムマネジメントの小さな一歩だろうと思います。
それに気づいて、実践するメンバーが1人でも増えると、組織としての進歩です。
1on1 dialogue with you has given me a lot of discoveries.
This time, multiple members told me that "I need to "step back and have a bird's view" to improve management skills, but are too busy to do so."
You want to broaden your horizons, analyze in detail, and think about countermeasures to solve problems.
I'm glad that you made the words of your conscious of the gap between the ideal state and the reality condition.
But is it really impossible to make a Step Back if you are too busy?
The time of Step Back is "time to think quietly" in other words.
Is it so difficult to find time to think quietly for 5 minutes or 10 minutes in a day?
"Creating time for what you want to do" is also a part of management ability which you can strengthen, I believe.
皆さんとの1on1対話は私に多くの発見を与えてくれています。
今回、複数の人が、「マネジメント力の向上の為に『一歩下がった鳥瞰』が必要だと思うが、忙しすぎてできない。」といった内容の話を聞かせてくれました。
問題解決のために視野を広げ、分析を行って対策を考える。理想に近づく状態と現実とのギャップを意識して、言葉にしてくれたことをうれしく思います。
ただ、忙しいとStep backによる鳥瞰は本当にできないでしょうか?
Step backの時間を「静かに考える時間」と言い換えて見てください。
1日の中で、5分、10分といった短時間を手に入れることは難しいでしょうか?
「自分のやりたいことのできる時間を創り出すこと」も、あなたのマネジメント力強化の一部です。
スキマ時間がないと思うことが、追い込まれすぎている現れですね。
時間があったら「鳥瞰する時間を持とう」、ではなく
「鳥瞰するための」時間を作ろう。
と、立ち止まるように声かけが必要なのだろうと思います。
最後まで時間🕰をいただき、ありがとうございます。😊😊