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バーテンダーのアルバイトに挑戦したい

大人なイメージのバーテンダーは格好良くて憧れの的です。
バーのバイトに挑戦してみたいけれど、未知の世界過ぎて不安だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
・自分でも出来るのか不安
・実際の仕事内容がよくわからない
・バーでのバイトはきついのでは?
・どうすればバーテンダーになれるの?
・未経験でもバーでバイトすることは出来る?
 
そんな疑問を解消する為に、バーテンダーのアルバイトについて仕事内容や評判、気を付けること、バーテンダーになる方法などをまとめてみました!この記事を読んだ後、少しでもイメージを掴んで頂けていると嬉しいです。


謎多きバーテンダーの世界

バーカウンター上のカクテル

皆さんはバーテンダーについてどのようなイメージがありますか? 「テレビや漫画の登場人物たちが酒を飲んでいるシーンでよく見る。」「世間について色々知っていて、少しミステリアスな格好いい雰囲気の大人。」「バーでお酒を出してくれる人」など、ふわっとしたイメージしか知らないという方も多いと思います。
バーテンダーの仕事について解説していきます。

バーテンダーはカウンター席が設置された酒場でお酒やフードを提供する接客業

バーテンダーとは、カウンター席が設置されたバーなどの酒場でお酒やフードを作ってお客様にお出しし、接客をする職業です。
ボトルやシェーカーを使った曲芸パフォーマンスを行うフレアバーテンダーと呼ばれる人々も居ますが”バーテンダー”と呼ぶ場合には一般的なバーテンダーのことを指します。

バーテンダーのバイトの仕事内容

バーテンダーのバイトの業務には、主に以下のようなものがあります。

・お酒をつくる(カクテル・ビール・ワインなど)
・接客
・調理と配膳
・洗い物
・掃除
・買い出しや仕込み

中でもお酒作りの技術と、接客は特に大切です。
居酒屋や自宅では味わう事が出来ない特別な時間・特別美味しいお酒を求めるお客様も多く来店するのがバーですから、味やマナーに厳しいお客様にも満足して頂けるお酒を提供する必要があります。

また、お客様がどのように楽しみたいと思っているのか・他のお客様との相性は問題無さそうか、どの席にご案内するのか、会話を盛り上げるのか、静かに聴き役に徹するのか。
一人ひとりをよく見極めて空間を造り上げる技術が求められます。

居心地の良い空間と美味しいお酒を提供し、また来たいと思って貰えるような素敵な時間を演出し、造り上げていく、いわばオーケストラの指揮者のような存在とも言えるのではないでしょうか。

バーテンダーの服装はさまざま

バーテンダーの服装はお店のコンセプトによって変わりますが、一般的には以下の通りです。

・スーツ、白いYシャツ+黒ベスト+蝶ネクタイ(一般的なバーでの服装)
・スーツ、タキシード(会員制バー、ホテル内のバーやレストランなど)
・Tシャツ+ジーンズ、私服+エプロン(カジュアルなバー、ライブハウス、イベント会場の一角など)

バーテンダーのバイトの平均時給は1,000~1,400円程

バーのバイトの時給は1,000~1,400円程度が平均と言われています。夕方~深夜にかけて働くということもあり、他のアルバイトより時給が高めに設定されているようです。
昼間に学校に通わなければならず忙しい学生にもおすすめのバイトと言えるでしょう。
どのバイトにも言えることですが、働く地域や時間帯、お店によっても変わってきますので、応募の前にはしっかりと待遇を確かめましょう。

バーのバイトはきつい!?

カウンター上のシェイカー

バーテンダーの仕事内容や平均時給を知って、アルバイトに挑戦してみたいと思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこで気になるのが「仕事の大変さ」ですよね。時給が良くても、危ない・きつい仕事内容のバイトはなるべく避けたいと思うのは自然なことです。
大変だと思われる点を挙げてみましたので、早速見ていきましょう。

学業との両立が大変

バーは夕方~深夜にかけての営業が多い為、終電に間に合わないことも珍しくありません。
学生や本業が他にある人など、翌日に朝から活動する必要がある人にとっては辛いものがあることは想像にかたくありません。

対策としては、なるべく家から近く通いやすい店で働くことです。
終電を逃してしまったとしても、歩いて帰る・タクシー代を抑える事が出来る距離であれば、少しでも時間を有効活用することが出来るでしょう。

また、週末など翌日の予定が無い日にのみ出勤するというのも良いのではないでしょうか。

コミュ力が無いと大変

バーという場所の性質上、酔っ払ってしまっているお客様のお相手をする必要があります。
会話が出来る状態であればまだ良いですが、眠ってしまったり、暴れたりする人も中には居ます。そんなお客様のお相手をする際にも、お客様本人を傷つけず、他のお客様にもご迷惑にならないような対応が求められますから、コミュニケーションが苦手な方は苦労するでしょう。

それでも続けていくうちに、自然と接客の技術は身についていく事が多いので、人と関わる修行だと思って臨むのも良いかもしれません。

バーのバイトは敷居が高いのか

バーのバイトのきつい点について、理解した上で 「大変なことはどの仕事にもあるだろうし、やっぱりバーテンダーとして働いてみたい!でも、自分でも出来るのか不安」と思った方の為に、よくある疑問・不安をまとめてみました。
確認していきましょう。

お酒が飲めなくてもバーテンダーは出来る?

バーテンダーとして目指すところにもよりますが、一口も飲めないという方にはあまりお勧め出来ません。
お客様から勧められて、お付き合いでお酒を飲むことも多い為、本人の体調やモチベーションが続きにくいです。

学生時代のバイトとして少し挑戦するだけということであれば、お付き合いの際にはノンアルコールのものをいただくようにすれば良いとは思いますが、一流のバーテンダーを目指して大会に出場したり、将来自分の店を持ちたいということであれば、自分が作る酒の味見が出来ないことは大きなハンディキャップになります。

レストランのシェフが新メニューを開発する際には必ず味見をします。お客様の立場だったとして、提供している料理の味を知らないようなレストランに行きたいと思うでしょうか。

好きこそものの上手なれ、という言葉の通り、お酒が好きで好きでたまらないという方のほうが、有利な業界ではあると言えるでしょう。

女性のバーテンダーは珍しい?

シェイカーを振る女性バーテンダー


バーテンダーには男性が多いイメージですが、女性バーテンダーも増えてきています。
お酒を作ること、接客をすること、調理や清掃をすること。これらの仕事内容の中で、女性だから出来ないという事は見当たりませんから、女性が活躍出来る可能性が十分にある職業であると言えます。

バーテンダーに求められる資質は、お客様に楽しんで貰いたいというホスピタリティと、物事を極める根気強さ、あとはお酒に強く飲む事が苦にならなければなお良しといったところではないでしょうか。

「女性バーテンダーだ」と物珍しい目で見られることもあるかもしれませんが、珍しいものは希少性があり、価値が高いと考えることも出来ます。

ただ、勤務中は立ちっぱなしであることや、重いシェイカーや食器を扱うことなど、力や体力を使う場面が多いことも事実です。
夜の勤務で生活リズムが不規則になってしまいがちなこともあり、体調管理が欠かせない仕事であることは否定出来ません。

それでもバーテンダーとして活躍したい!という強い気持ちを糧にして、少しずつ慣れていくことが出来れば、バーテンダーとして理想の姿に近づいていく事が出来るかもしれません。
これは性別や職業に関わらず、何かを目指す全ての人に必要な事ではないでしょうか。

バーで働きたい!バーテンダーになる方法

酒が入ったロックグラス


続いては、バーテンダーになる方法について見ていきましょう。バーのバイトへの応募の仕方や、学んでおいた方が良いこと、資格は必要なのか、勉強の仕方などの情報をまとめました。

シンプルに応募する

バーテンダーのバイトを始めるには、他のアルバイトと同じように求人を探して応募するという流れが一般的です。
バーのバイトには未経験可の求人も多く見受けられますから、まずは応募して、熱意を伝えてみてください。

店選びの際には、終電が無くなった後でも帰宅することが可能な距離の店や、タクシー代が出る店を選ぶ事をお勧めします。

資格取得やスクールに通う

バーテンダーになる為に資格を取得しなければならないということはありませんが、未経験者が知識を身に着けるために勉強することは決して損にはなりません。

未経験者でも取得可能な資格の勉強をするのも良いですし、本格的に開業まで考えているという方であればバーテンダースクールに通うことも選択肢に入ります。
スクールではお酒や接客に関する知識だけでなく、開業や経営のノウハウを学ぶ事が出来たり、人脈を作ることも出来ます。

既に学生の方など、今からバーテンダースクールに通うことは考えられないし、時間を掛けていられないという方は、コンペで賞をとったバーや口コミを見て気になったバーに通ってお酒を飲んでみることも勉強と言って差支えないでしょう。

バーテンダーのバイトの評判

GOODとBAD

バーテンダーについて、よく耳にする噂の真相や実際に働いた方の声など、評判を紹介していきます。
良い点だけでなく、良くない点についてもまとめていますので、どちらも考慮した上で自分に合ったアルバイトがどうかを見極めましょう。

バーテンダーはモテる

バーテンダーはモテるとはよく聞く話ですが、それには理由があります。先ず、バーには様々な人が来店するので出会いが多いです。

また、居酒屋のように配膳をしたりオーダーをとったりするだけでなく、カウンターでお話相手になることも仕事のうちですので、接客の経験を積み自然と会話も上達し、話し上手・聞き上手になることが出来るケースが多いでしょう。

相手のことを良く知り、自分を知ってもらう機会が多く、人を楽しませる技術も身に着けたバーテンダーが、びしっと格好よくお酒を出して自分の相手をしてくれたら、素敵に見えるのも必然と言えますね。

実際に働いた人たちの声(良い口コミ)

実際にバーでバイトをした経験がある方々の声を簡単にご紹介いたします。まずは良い口コミから。

・技術を磨けば自分のファンが出来る
・昼間の仕事よりも時給が高い
・様々な業種の方々と交流が出来る
・高単価な店は客層が良く働きやすい
・トーク力が身に付き、就活に役立った

給与面についてや、自身の成長に繋がるという意見・やりがいに関する満足の声が見受けられるようです。
頑張れば頑張った分だけ、何かが返ってくる仕事と言えるのかもしれません。

実際に働いた人たちの声(マイナスな口コミ)

続いて、あまり良くない意見を見ていきましょう。

・単価が高めの店では相応の技術が求められる
・朝型の友人たちと遊ぶ時間が無くなる
・学歴や資格は特に求められないが、数百あるカクテルのレシピを覚える努力や根気が必要
・かっちりした服装で背筋を伸ばしての立ち仕事なので、体力的にきつい
・昼夜逆転生活で体調を崩す人が多かった</li>
・出勤した翌日の授業中は眠気と疲労でつらかった</li>

仕事について努力や技術が必要ということと、プライベートに良くない影響があるという意見が目立ちます。
仕事とプライベートはきっちり分けたい・ライフワークバランスをきっちり良い状態に保ちたいという方は、少し苦労するかもしれません。

まとめ

酒を提供するバーテンダーと酒を飲む男女

バーテンダーのバイトについて、仕事の内容や求められる資質、実際に働いた方の意見・評判などを見て、より鮮明なバーテンダー像を思い浮かべることが出来るようになったのではないでしょうか。

自分にも出来そう!と思った方も、やっぱり無理かもしれないと思った方も居ることでしょう。
何事にも言えることですが、挑戦してみると意外と自分に合っているということがわかったり、挑戦した結果、やはり合わなかったのですっぱりと諦める事が出来たというケースもあります。

ただ、働く地域やお店によっても状況は変わってくるので、まずは気になるお店に問い合わせてみると良いでしょう。

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