miyaina

家族の笑顔と、ほんの少しの巨万の富。それさえあれば、他には何もいらない。

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みんな、立派なママじゃん!

「まっま~」と長男(1歳)が私に呼びかける。  「パパよ、パパ。パッパ~よ」と応えながら、心の中で自分自身に問いかける。 私は本当は何と呼ばれるべきなのか? 混沌とする状況の中、私は今日から始まる新年度の保育園に長男を送り出した。今までの様々な災害や事件の最中に、あるいは後に、長女・次女を預けた時の不安な気持ちを思い出す。手を離すことの心細さ。やるべきことをやれているかどうかの心もとなさ。 このエントリーの表題は、『おジャ魔女どれみ#(シャープ)』の最終回で、涙を流し

    • 2019年、スプラトゥーン2

      「そういうわけで、オフィスワークからテレワークへ、オンプレミスからクラウドへ、ユーチューバーからバ美肉へ、オフパコからエロイプへ、実在から仮想へ。すべてはディスプレイのきらめきの中へ。今振り返るとちょうどこの時が時代の境い目だったのかもしれません」 私の心の中の論説委員はひと息に最後まで言い切ると、足元に置かれていた黒いスツールに静かに腰を下ろした。言うべきことをすべて出し切った安堵と疲労のせいかほとんど後ろに倒れかかった斜めの姿勢から足先の少し先の床に向けられた瞳の瞳孔は開

      • 2019年、キャシャーン Sins

        ここプラスティックシティ東京では誰もが皆、孤独な魂を抱えて眠れない夜を過ごしている。そして夜が明けると、眠いまなこを擦りながら満員電車にその身体を押し込み、生まれたての雛鳥のように互いに身を寄せあって吐き出され、無機質なガラス張りのオフィスビルディングに吸い込まれていく。 なあ、これが21世紀の人類の姿なのか? 昨年2019年のトピックと言えば、もう何年も見終えることのできなかった『キャシャーン Sins』をdアニメストアで最終話まで見たことだろう。当世流行のビンジウォッ

        • 2019年、タピオカミルクティー

          ねえ、あたしたちを乗せた運命という名の方舟は疫病という嵐の中をどこへ向かっているの?ねえ、この方舟、少し速過ぎない?何ノットで進んでいるの?ねえ、教えてよ。 気がつくと、あっという間に2020年になってしまっていた。 来年のことを言うと鬼は笑う。 では、去年のことはどうだ?去年のことを言うと、どうなる?鬼はどうする?お前はどうする? 俺はおじさんになる。昔話ばかりをして、おじさんになる。おじいさんになる。 2019年を振り返る上で欠かせないのは、なんと言ってもタピオカミル

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        • ペニー船橋
          4本